ノブ・ハヤシ、K―1初代王者ブランコ・シカティック氏を追悼「僕が白血病から復活したとき、優しい笑顔で喜んでくれたことを思い出します」

ノブ・ハヤシ(左)とブランコ・シカティック氏
ノブ・ハヤシ(左)とブランコ・シカティック氏

 K―1でも活躍したキックボクサーのノブ・ハヤシが25日までに22日に65歳で亡くなった立ち技系格闘技「K―1グランプリ」の初代王者ブランコ・シカティック氏へ追悼の思いを明かした。

 ノブはK―1戦士を目指し、高校卒業後の1998年、ふるさとの徳島を離れ、単身でオランダに渡りドージョーチャクリキに入門し、同じチャクリキ所属のシカティック氏と出会った。

 「ブランコ・シカティックさんと初めてお会いしたときには、彼の眼光はとても鋭く、ほんまに怖い人だなって思いました。でも、その後に何度も会ううちに、本当は気が優しい人だとわかってきました。そして格闘技に対してはとても熱い人だと知るうちに怖さは尊敬の気持ちに変わりました」

 ノブは99年、04年にK―1ジャパンGP準優勝など栄光に彩られた格闘技人生だった。ところが、09年に急性骨髄性白血病を発症。6年間に渡り闘病生活を送り復活した。

 「僕が白血病から復活したとき、優しい笑顔で喜んでくれたことを思い出します。また大好きなワインを飲んで、陽気に酔っ払った姿も最高でした」

 シカティック氏は1954年10月3日、クロアチアのスプリトで生まれた。1993年4月30日に代々木第一体育館で行われたK―1グランプリに参戦し決勝戦でアーネスト・ホーストをKOで破り初代K―1王者となった。

 強烈な右ストレートは「伝説の拳」と評される破壊力を誇り、94年12月に一度引退するが、97年3月のムサシ戦で現役復帰。K―1では11戦し6勝(6KO)5敗の戦績を残した。97年10月11日には東京ドームで行われた総合格闘技イベント「PRIDE.1」に参戦するなど総合格闘技のリングでも活躍した。

 引退後は、クロアチアにジムを開設。さらに要人を警護する警備会社を経営しているほか、格闘技イベントを開催していたが2018年に肺血栓症で入院、ICU治療を行って以来、パーキンソン病等の併発もあり、ここ2年程は家族の支えのもとクロアチア・ソリンの自宅での闘病生活を送っていたが肺血栓症の悪化で亡くなった。

 「ブランコさん、あなたが居なくなってとても寂しいです。出来ればもう一度会いたかった。偉大なるK-1チャンピオン、安らかにお眠りください」

 伝説の拳への思いをノブは、明かしていた。

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