【侍ジャパン】稲葉篤紀監督に続投要請へ…契約は今年8月まで、五輪延期でも指揮

稲葉篤紀監督
稲葉篤紀監督

 新型コロナウイルスの感染拡大で東京五輪の1年程度の延期が決まったのに伴い、侍ジャパン強化委員会委員長を務める日本野球機構(NPB)の井原事務局長と侍ジャパンの山中強化本部長は24日、稲葉篤紀監督(47)に来年の五輪までの続投を要請する方針を示した。

 稲葉監督は17年7月に侍ジャパン監督に就任。前回野球が行われた08年北京大会には選手として出場したがメダルを逃し「五輪の借りは五輪で返す」と東京五輪の金メダルを目指して20年8月まで契約を結んだ。五輪延期という異例の事態を受け、山中強化本部長は「引き続き稲葉監督にお願いしようと思っている」と明言。井原事務局長も「延長できるかは、あちらの都合もある」と前置きした上で、稲葉監督ら首脳陣に契約延長を求める考えを明かした。

 五輪前哨戦と位置づけられた昨秋のプレミア12では侍ジャパンを09年WBC以来10年ぶりの世界一に導いた。五輪の金メダルを最大目標に、選手とコミュニケーションを密に図りながら経験を積んできた稲葉監督について、山中強化本部長は「ここまでの積み重ねもある。ステップバイステップで順調にきている」と高評価。金子、建山、井端、清水、村田各コーチを含めた現体制以外の選択肢はないとし、続投要請の方針を固めた。

 来年3月には第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催予定。WBCが予定通り開催された場合は、優勝した昨年のプレミア12に続き、WBC、五輪と“3大大会”の指揮を執ることになる。「流れとしてはそうなるだろう。想像するに前向きだと思う」と井原事務局長。不測の事態を受け止め、野球は変わらず稲葉ジャパンで五輪に挑むことになりそうだ。

 ◆来季日程影響も

 五輪、WBCともに21年に開催された場合、プロ野球の日程づくりに大きな影響が出る可能性がある。WBCが予定どおり3月に開催されれば開幕を早めることができない。また今季同様に五輪期間中に公式戦休止期間を設ければ日程はさらにタイトになり、日本シリーズが通常よりずれ込むことも考えられる。両大会ともに選ばれた代表選手は、心身ともに相当な負担を強いられる。今後、さまざまな対応策が求められそうだ。

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