朝乃山、地元・富山111年ぶり大関誕生に大フィーバー

 初の無観客開催となった大相撲春場所で11勝を挙げた関脇・朝乃山(26)=高砂=の大関昇進が25日、日本相撲協会の夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)番付編成会議、臨時理事会で正式に決まる。

 富山出身111年ぶりの新大関誕生に、地元も熱狂に包まれている。2017年5月に発足した「朝乃山富山後援会」には、千秋楽翌日から24日までの2日間で1日あたり約30件、県内企業は5社から新規入会の問い合わせがあった。

 同後援会は昨年3月の時点で990会員(法人81)の規模だったが、昨年夏場所の初優勝から今年3月20日までに、1528会員(同154)にまで増えた。特に、大関取りへの機運が高まった昨年末からの3か月弱では申し込みが280件と急増。すでに富山・高岡市に本社を置く「ジャポニカ学習帳」で有名な文具メーカー・ショウワノートも協賛に加わった。

 発足から3年足らずの急成長ぶりに、担当者も「本当にすごいことです」と驚きを隠せない。今後の活躍次第ではさらに後援会規模は大きくなりそう。6月には大関昇進祝賀会の開催も計画している。

 朝乃山は24日、大阪市内の高砂部屋宿舎で静養。自身も、生まれ育った富山市呉羽地域の「太刀山道場」で毎年開催される少年相撲大会に「朝乃山杯」を寄贈するなど地元愛は強い。口癖は「小さい子にも尊敬される力士になりたい」。角界の顔として、富山、そして日本中からの期待も背負って昇進伝達式に臨む。(小沼 春彦)

 ◆伝達式で親方の「一生懸命」継ぐ

 25日の昇進伝達式に臨む朝乃山の口上に、注目が集まる。複数の関係者によると、「一生懸命」の四字熟語を使うことが濃厚だ。プロ入りの際にも口にし、ファンへのサインにも添える言葉。また、師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は、37年前の春場所で大関に昇進した際、同じ宿舎で「一生懸命」を含む口上を述べた。部屋の先輩・朝青龍も大関、横綱昇進の際に使った四字熟語だけに、“伝統”を受け継ぐ可能性は高い。

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