「払い戻しできないので来た。感染は自己責任」K―1強行開催にファンの声

国などから開催自粛を求められる中、約6500人が集まった「K―1 WORLD GP」
国などから開催自粛を求められる中、約6500人が集まった「K―1 WORLD GP」
3月のさいたまスーパーアリーナのイベント
3月のさいたまスーパーアリーナのイベント

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、国や埼玉県が開催自粛を求めていた格闘技イベント「K―1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~」が22日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で予定通り行われた。この日午前11時に開場し、午後9時まで約6500人が来場した。政府の方針に従い、多くのイベントが通常通りの開催を見合わせる中、主催者側は万全の感染対策を行ったとしているが、波紋を呼びそうだ。

 「K―1 WORLD GP」が22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで“強行開催”されたことに、観客や会場周辺の商業施設、地元住人からさまざまな声が出た。

 会場に足を運んだ観戦客の大半は、運営側のマスク配布や着用、アルコール除菌を徹底する対策に「できる限りのことはやっていた」と口をそろえる。ただ、観戦に来た40代の会社員男性からは「払い戻しできないと聞き、チケットを無駄にしたくないので来た。こういう状況なので、感染は自己責任。とはいえ、高校野球も自粛しているのに開催はちょっと…」と開催に対する疑問の声も聞かれた。

 試合会場内での飲食売店を全て中止した影響もあり、周辺の飲食店は大盛況。会場周辺のコンビニエンスストアでは、ペットボトル飲料やスナック菓子の売り上げが伸びたようで、「K―1のおかげで客足は増えてます」と、忙しそうに陳列棚へ商品を補充していた。

 会場周辺のマンションに住む60代の女性は、「久しぶりです、アリーナの周辺が人でにぎわっているのは。コロナの影響で最近はめっきり人がいなかった」と話す。ただ、“強行開催”については、周知されていなかったようで、「本当に開催されるとは思っていなかった。本当は開催してほしくないけど、経済的なこともあるから仕方ないかな」と複雑な表情を浮かべた。

国などから開催自粛を求められる中、約6500人が集まった「K―1 WORLD GP」
3月のさいたまスーパーアリーナのイベント
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