澤部渡のソロプロジェクト「スカート」超美声響かせ超大物の予感…CM曲「駆ける」が話題

たくましい体格と繊細な声のギャップが魅力のスカートこと澤部渡(カメラ・森田 俊弥)
たくましい体格と繊細な声のギャップが魅力のスカートこと澤部渡(カメラ・森田 俊弥)

 青山学院大が5回目の総合優勝を果たした今年の箱根駅伝。中継した日本テレビのサッポロビールのCMで大量にオンエアされた一曲が、SNSで話題になった。手掛けたのは澤部渡(32)がギターとボーカルを務めるソロプロジェクト「スカート」。CMで流れた新曲「駆ける」は、テレビ東京系連続ドラマ「絶メシロード」の主題歌「標識の影・鉄塔の影」と両A面シングルとして18日に発売された。音楽活動10周年を迎え、ついにブレイクの兆しを見せている。(水野 佑紀)

 ♪忘れ方を忘れてしまったみたい あの日の君がまるでそばにいるようだよ

 清原翔と西野七瀬が出演したCMソングとして正月のお茶の間に流れた「駆ける」は、澤部が書き下ろした応援歌。100キロを優に超す見た目と透明感ある声のギャップ満点の一曲に、SNSでは「胸がきゅんを通り越してぎゅーーーーん!てなる」など絶賛された。

 「感慨深いですよ。反響もいつもより大きく、やっぱりみんな見ているんだなって思いました」。昨年は「BUMP OF CHICKEN」が起用されたCMだけに、オファーを受けた時は「『大丈夫か、サッポロビール!?』というのが、正直なところ。ネームバリューはバンプの1億2000万分の1。いい曲を作らないといけないと強く思いました」。

 物心ついた頃は光GENJIの大ファン。小学校高学年になると、ゆずに憧れギターを手にした。中学時代は吹奏楽部の先輩とGLAYや椎名林檎などをコピーした。本格的に楽曲制作にのめり込むようになり、大学は昭和音楽大作曲学科に進学。「自分にも屋号がほしい」と、1年生だった2006年頃にスカートを名乗り始めた。「女性に対しての憧れがあったけど、女になりたいというわけでもなかったので、スカートと名乗る分ぐらいならいいだろう、と」

 10年、自主レーベルから初アルバム「エス・オー・エス」をリリースしたが、長い下積みが続いた。経済面でも困窮の日々。そんな中、ある出会いが運命を変えた。ライブに来ていた関係者から声がかかり16年4月、「スピッツ」のシングル「みなと」に口笛で参加。テレビ朝日系「ミュージックステーション」に口笛とタンバリンで出演すると、存在感の大きさから翌週の放送でプチ特集が組まれたのだ。「こういうご褒美が人生の至る所にある。本当に運と縁だけは恵まれているんです」

 17年10月にアルバム「20/20」でメジャーデビュー。翌年にはテレ東系連ドラ「忘却のサチコ」と映画「高崎グラフィティ。」の主題歌に起用された。「最近はすごく順調。経済面でも何とかなってます」

 世に作品を送り出してから10周年。記念イヤーを迎えた澤部は「10周年なんてすごいですね~」と、どこか人ごとのようだが「10周年だから今までやっていなかったことをやってみたい」。特設サイトを開設し、来月11日には東京・日本橋の三井ホールで記念公演を開催する予定だ。

 ◆澤部 渡(さわべ・わたる)1987年12月6日、東京都板橋区生まれ。32歳。2006年からスカート名義でソロ活動をスタート。17年、テレビ東京系「山田孝之のカンヌ映画祭」のエンディングテーマに「ランプトン」が起用された。18年、映画「恋は雨上がりのように」の劇中音楽に参加。

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請