【巨人】今村信貴、開幕ローテ“6人目の男”へ5回2安打「初回から全力でいけた」

2番手でマウンドに上がり好投した今村
2番手でマウンドに上がり好投した今村

◆練習試合 巨人8―0DeNA(21日・東京ドーム)

 開幕ローテ“6人目の男”への強い思いを左腕に乗せ、今村は強気に攻め抜いた。安打と四球で唯一得点圏に走者を背負った6回2死一、二塁。DeNAの主砲・佐野を、2球続けて内角へ食い込むシュートで追い込んだ。3球目は外に逃げるスライダーでボテボテの二ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。4回から2番手で登板し、予定の5イニングを2安打無失点3奪三振。わずか66球とテンポ良く料理し「初回から全力でいけたと思いますし、ストライクゾーンで勝負できた」と胸を張った。

 春季キャンプは1軍スタートも途中でファームに降格。その中で阿部2軍監督に球を受けてもらった際に「試してみたら?」と助言されたカットボールを初めて実戦で投じた。「カットのおかげで、真っすぐがいつもより詰まったのかなと。精度を上げていかないといけないですけど、少しは使えたかな」。重ねた15のアウトのうち内野ゴロが7つ。曲がりの大きいスライダーとの併用で投球の幅が広がり、凡打の山を築いた。

 今季の1軍対外試合初登板で結果を出し、原監督は「あれだけストライクが先行できて、いろんな変化球も投げられる。経験も持っているし、あれぐらいの投球をしていたら非常にいい位置で野球ができると思うね」と賛辞を贈った。宮本投手チーフコーチも「今日の投球で1軍合流になりました。昇格です」と、今後の1軍帯同を明言した。

 昨年は開幕ローテ入りが決定的だったが、チーム事情により開幕直前にリリーフへ配置転換。中継ぎとして開幕1軍に名を連ねたものの、結果を残せず早々に2軍落ちした過去がある。開幕が延期となり巡ってきたチャンスで爪痕を残すため「ファームに調整はないので」と、登板前日の20日には76球もの投げ込みを敢行していた。

 「(阿部)監督、杉内さん、木佐貫さん(ともに2軍投手コーチ)に、親身になっていろんな話をしていただいた。今日みたいな投球で恩返しができると思うので、続けていけたら」。大逆転への道を、自らの手で切り開いた。(河原崎 功治)

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