【札幌】鈴木武蔵2発、ジェイ2発、鹿島粉砕ペトロヴィッチ監督「狙い十分出せた」

1試合目の後半19分、ヘディングでゴールを決める札幌MF鈴木(中、カメラ・砂田 秀人)
1試合目の後半19分、ヘディングでゴールを決める札幌MF鈴木(中、カメラ・砂田 秀人)
1試合目の後半43分、ヘディングで勝ち越し弾を決める札幌FWジェイ(中央)
1試合目の後半43分、ヘディングで勝ち越し弾を決める札幌FWジェイ(中央)

◆練習試合(21日、茨城県立カシマサッカースタジアム)

 J1北海道コンサドーレ札幌が難敵との打ち合いを制した。21日、アウェーで鹿島と一般非公開の練習試合を行い、1本目(45分ハーフ)に4―2で勝利した。2度リードを許すも、MF鈴木武蔵(26)と途中出場のFWジェイ(37)が各2得点を挙げ、逆転勝ち。1対1で負けない球際の強さと、取られても取り返す札幌らしさを90分間、存分に発揮。4月3日の再開を目指すリーグ戦へ、チーム力の向上を結果で示した。

 札幌が、鹿島を攻撃力でねじ伏せた。後半5分に先制され、同19分に武蔵のゴールで追いつくも、2分後に勝ち越された。しかしここからエンジンに火がついた。

 同34分、ゴール前やや左で得たFK。キッカーのDF福森晃斗(27)が蹴ると見せかけ、武蔵が右足を振り抜いた。「俺が蹴った方が入るかもしれないよと福ちゃんに言って。練習試合なのでトライしてみようかと」と武蔵。相手の裏を欠く一発で同点とすると、途中出場のジェイが頭で2発。逆転で、昨季J1で3位のチームを下したミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)は「我々が狙っていたものを十分に出せたゲーム」とうなずいた。

 一般非公開で行われた一戦。公式戦でなくとも、過去リーグ戦1勝の鹿島相手に、意気込みは同じだった。武蔵は「戦ってやる、というのは変わらない。ただ単純に負けたくないという気持ち」。2月21日のリーグ開幕・柏戦は2―4で敗れた。2節以降延期は続くが、その黒星は消えない。再開戦での巻き返しへ、札幌から前日に乗り込んだ戦いに全力で挑み、結果を得た。

 取り組んできたことを、ピッチで示した。前線からのプレスを掲げる今季。得点こそならなかったが、前半44分に福森が敵ゴール近くでボールを奪い、シュートまで持ち込んだ。福森は「キャンプからずっとハイプレスとマンツーマン気味に行くことはやって来た。鹿島以上に球際で勝とうという気持ちだった」と振り返った。ベースとなる1対1での攻防でも互角以上のものを見せ、ペトロヴィッチ監督は「前からのプレス、ボールを持ってからの自分たちの攻撃の仕掛けを含めて、いいものを出せた」と強調した。十分な手応えを得た“ガチンコ勝負”となった。

 ただ慢心はない。福森が「つないでくる相手だけでなく、前から来る相手にも同じようにやれないと」と常々口にするように、対戦チームで内容に差が出ては上位は狙えない。この勝利を向上への礎とし、札幌が更に強固な集団へ進化する。(砂田 秀人)

1試合目の後半19分、ヘディングでゴールを決める札幌MF鈴木(中、カメラ・砂田 秀人)
1試合目の後半43分、ヘディングで勝ち越し弾を決める札幌FWジェイ(中央)
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