【卓球通信】伊藤美誠、敬意を表した11―0

伊藤美誠
伊藤美誠

 伊藤美誠(19)=スターツ=がカタールOP準決勝の第3ゲームで、五輪女王の丁寧(中国)を相手に11―0のラブゲームを記録した。卓球では完封を避ける独特の慣習があり、これまでは10―0からわざとサーブを失敗するなどのシーンが見られた。流れが変わったのは昨年の世界選手権。劉詩ブン(中国)が「お互いにこの試合に懸けてやっている。逆に失礼」と決勝で記録し、話題となった。

 伊藤もこの試合をきっかけに「前まではミスして1点あげるっていうのはあったけど、そういうことがあっても失礼のないように戦おうと思った」という。もともとは1ゲーム21点制だった頃の考え方だ。日本協会関係者も「20―0からの逆転は考えにくいが、11点制で1点を渡すのはリスクがある」と指摘する。トップ選手同士でも8、9連続失点する場面はあり、次のゲームの流れにも影響しかねない。勝負に徹することで、相手に敬意を表した完封劇だった。(林 直史)

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