J1清水エスパルスのMF石毛秀樹(25)が20日、セットプレー練習で直接FK弾を決めた。チームは三保で2部練習あわせて約2時間半の調整。今季、FKを主に任せられる背番号8が、公式戦再開の試合でネットを揺らすことを誓った。
午後のセットプレー練習の終盤、ペナルティーエリア付近からのFK。石毛が右足を振り抜くと、鋭いボールはネット左隅に突き刺さった。クラモフスキー監督(41)が「毎回、FKを決めてほしいよ」と絶賛した。
石毛も「清水の中では一番FKを蹴れる自信がある。自分の武器なのであれくらいのFKは決めないといけない」。昨年は大けがのため長期離脱し、6試合無得点。FKからの得点はJ2岡山所属だった17年の群馬戦が最後だけに「中断明けの試合でFKから得点したい」。今季からサイドバックに挑戦し、攻守の要と期待される男は燃えていた。(山田 豊)