【阪神】福留孝介、幻のセ・リーグ最年長猛打賞にも「自分のできることをやっていくだけ」

スポーツ報知
2回1死、福留は二塁打を放つ(カメラ・清水 武)

◆練習試合 ヤクルト7―2阪神=特別ルール=(20日・神宮)

 ファンの歓声はいつスタジアムに戻るのか―。公式戦開催が延期になっているプロ野球は20日、当初の開幕予定日を迎えた。春本番の暖かさのなか、各地で無観客の練習試合が4試合行われた。球界最年長の阪神・福留孝介外野手(42)はヤクルト戦(神宮)に「6番・左翼」で出場し、3打数3安打。42歳10か月での開幕戦猛打賞となり、セ・リーグ最年長記録…となるはずだった。

 静かな神宮で幻の記録が生まれた。3点を追う7回先頭。福留は中尾の130キロフォークに反応した。ライナー性の打球が右前で弾む。3打数3安打としたところで代走が送られ、お役ご免となった。「そういう日もあるんじゃないですか」と冷静に振り返ったが、本来ならこの日が開幕戦だった。42歳10か月での「開幕戦猛打賞」は、41歳4か月でマークした12年のヤクルト・宮本慎也を抜く“セ界最年長記録”になるはずだった。

 圧巻だったのは2回1死。外寄りの速球を中堅左にはじき返すと、迷いのない好走塁で二塁に到達した。4回にも中前打。オープン戦は打率1割2分5厘と低迷したが、「3・20」に合わせてくるあたりは、さすがとしか言いようがない。今季で22年目。球界最年長は「自分の中では今日が開幕、というぐらいのつもりでグラウンドに出た。その中でこうやってできたことは良かったんじゃないですか」。目玉の助っ人クリーンアップは計1安打と不発。5安打と湿った打線において存在感が際立った。

 新たな開幕日はいまだに未定。矢野監督は「孝介(福留)はすごい良かった」とした上で「まずはチーム内の戦いに勝たないと試合には出ていけない」と更なる競争を求めた。「なかなか先が見えないですけど、やることは特に変わらない。自分のできることをやっていくだけでしょ」と背番号8。サンズ、高山らとの左翼争いは続くが、この男が中心にいることは間違いない。(中村 晃大)

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