日本ボクシング連盟の内田会長が五輪延期論「選手ファーストを貫くためには1年後の延期がベスト」

 日本ボクシング連盟の内田貞信会長は20日、都内で行われた会見で、新型コロナウイルス感染症拡大の中で、国際オリンピック委員会(IOC)が東京五輪が予定通りの五輪開催を繰り返し、強調していることに異論を唱えた。内田会長は、私見として「より平等に力のある選手が選ばれるためには開催時期をずらしてでも、IOCが言う選手ファーストで開催して欲しい」と述べ、延期時期としては「1年後ぐらいが一番ベストと個人的には思う」と話した。

 感染症の影響で崩壊した五輪予選システムに代わり、IOCが現在、進めている選手救済策にも内田会長は苦言を呈した。

 3月下旬に開催予定だった米大陸予選(ブエノスアイレス)や5月の世界最終予選(パリ)などの中止が続出。内田会長によれば、崩壊した五輪システムに代わる選手救済策として、IOCのボクシング・タスクフォース(特別作業部会)は、世界ランキングを適用し、各階級の出場枠の配分の見直しなどを検討しているというが、この世界ランキング自体が、2年前の2018年以降更新されていないという。

 内田会長は「現在引退している選手や階級が違う選手もいる。その選考方法(世界ランキングの適用)はまずあり得ないと個人的に思う。欧州予選が中断され、米大陸予選、世界最終予選は中止になったが、それでも、条件を平等にするなら、それ以外の選考方法はないと思う。努力している選手があきらめるような選考方法はやめていただきたい。しっかり予選をして、その上である程度の期間を空け、平等の条件で行うことに五輪の価値があると思う」と話した。

 IOCによると約1万1000人の出場枠のうち、43%が確定していない。各競技の状況に応じて予選形式の調整や出場枠の増枠を検討し、延期した五輪予選のほか、世界ランキングや過去の大会結果などを適用して柔軟に配分する方針も確認した。

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