【清水】クラモフスキー監督“降格なし”決定に「何とも思わない。上だけしか見ていない」…昨季は終盤まで降格危機

ボール回しする清水の選手たち
ボール回しする清水の選手たち

 J1清水エスパルスのクラモフスキー監督(41)と選手たちが、異例尽くしのシーズンに向け、改めて強い思いを示した。Jリーグは19日に行った臨時実行委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受け今季のJ1、J2で「昇格あり、降格なし」とすることを決定。練習後、指揮官らが取材に応じた。

 昨季は18チーム中12位。終盤まで降格の危機にさらされたチームにとって“降格なし”は追い風となるはず。指揮官は目を見開き「何とも思わないよ。私は、上だけしか見ていない。チームをよりよくするため、準備をするだけだよ」と話した。今季から指揮を執る、自信家と自負するオーストラリア人監督は異例の措置にも冷静だった。

 攻撃サッカーは道半ばだ。各1試合が行われたルヴァン杯、リーグ戦はいずれも黒星。17日、J3藤枝戦との練習試合でもスコアレスドローに終わった。掲げるのは、完成には時間を要する高度な戦術で、横浜Mでヘッドコーチを務めた1年目(18年)も12位で残留争いを経験した。今季は降格がなくなったことで、守備を固めて勝ち点を取りに行くなどの“現実路線”に転換せず、戦術の完成度を高めることに集中できる。指揮官は「一歩ずつステップアップしていくよ」と身ぶり手ぶりを交え話した。

 選手たちも思いは同じだ。MF金子翔太(24)は「監督は優勝を目指していると言っている。昨年に残留争いをしていたが、いまは上しか見ていない」。MF西沢健太(23)も「残留争いの緊張感で学んだこともあったが、降格がないならいろいろチャレンジができる」と前向きにとらえる。再開が待たれるシーズンを全員で戦い抜く。(山田 豊)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請