プロ野球4・10開幕を断念か…慎重論多く4月中旬以降を模索

2月29日、無観客の東京Dで行われた巨人・ヤクルトのオープン戦
2月29日、無観客の東京Dで行われた巨人・ヤクルトのオープン戦
国内スポーツの状況
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 新型コロナウイルスの影響でプロ野球の公式戦開幕が当初予定されていた3月20日から延期となった問題で、最短の開幕日候補に設定されている4月10日の公式戦実施が厳しい状況であることが19日、分かった。日本野球機構(NPB)と12球団は、感染状況を示す数値の安定と万全な準備を公式戦開催の条件としており、10日の開幕には慎重論が多い。「4・10」を断念した場合は4月中旬以降の開幕を模索することになる。

 12日の代表者会議では4月10日以降の開幕を目指す方針が示されたが、斉藤コミッショナーは「事態が流動的なため一定の日にちを確定的に申し上げることはできない」と状況を見極める考えを示していた。開幕日の10日前には実施可否を決断するが、残り10日余りで感染状況が劇的に改善する見通しは立っておらず、「4・10」は時期尚早とする声が上がっている。

 17日の営業担当者会議では、10、14、17、21、24、28日を開幕日の候補として日程を作成。10日開幕を断念した場合は、残りの日程案から開幕日を検討する。すでに日本シリーズを11月下旬に遅らせて公式戦143試合を実施する方針を固めているが、開幕が4月半ば以降にずれ込むと日程がさらにタイトになる。そのため、クライマックスシリーズ(CS)を短縮し、第1ステージ(S)を最大3試合から1試合、最終Sを6試合から4試合にするなどの対応がとられる見通しだ。

 この日はNPBと12球団で「開幕準備会議」を行い、サーモグラフィーや消毒剤などの準備状況について情報共有。NPBの井原事務局長は「準備を整えないといけないし、感染状況を見極めないといけない。両方合わさって初めて開幕、となる」と話した。10日の開幕可否は、23日の「新型コロナ対策連絡会議」で専門家からの意見を踏まえた上で、3月中に決まる見通し。物資の準備や観客への啓発などの感染予防の環境整備と並行して、情勢を注意深く見守りながら、適切な開幕日を見定めていく。

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