良型グレ5投で4尾…和歌山・串本大島樫野

良型グレを連発で仕留めた藤原さん
良型グレを連発で仕留めた藤原さん

 磯の寒グレは終盤に差し掛かってきた。本格的な産卵を控えて気難しい時期だが、大型と出会えるチャンスも高いシーズンだ。報知フィッシングクラブ「フィッシングベース 海クン」(和歌山・白浜町)代表で、コラム「南紀直送便」でもおなじみの藤原義雄さんと12日、和歌山・串本大島樫野に出掛けた。

 名手の竿が勢いよく弧を描いた。午前10時半過ぎ、「大サバ」から「小ガツオ」に磯替わりした直後だ。船着きに陣取った藤原さんが35センチ前後の良型グレを連続で掛けた。「5投で4尾ヒット。最高の潮の色やね!」。この日の空のような、爽快な連発劇を演じて思わず目尻を下げた。

 潮は若干、当て潮。左から右にゆっくり流れていた。ウキ下3ヒロでなじませた仕掛けが、右の低場から出るサラシに差し掛かる辺りで次々と消し込んだ。

 「小谷くんもやりなよ」。藤原さんに釣り座を譲ってもらい、カメラを竿に持ち替えた。早速、1投目。水面直下を漂うウキ(B)が、小気味よく引き込まれた。とっさに竿を立てると確かな重量感。グイグイと力強い引きを味わいながら魚を寄せた。この日の平均サイズ、35センチの本命をタモに収めた。

 朝イチで上がった大サバでは潮の動きが悪く、グレの食い気は今ひとつ。潮位が下がり、高かった波も落ち着いたタイミングで小ガツオに移動した。数、型ともに期待できる、樫野きっての名磯。早朝のうっぷんを晴らしてくれるような、体高も幅もあるグラマーなグレが出迎えてくれた。

 その後は再び藤原さんが船着きで竿を握り、餌取りのタカベに邪魔されながらもポツリポツリと本命を追加。結局、藤原さんは35センチ未満をリリースしながら35~38センチを8尾キープした。昨年9月に古希(数え70歳)を迎えた大ベテランだが、チャンスを逃さない集中力と技術はさすが。ほぼ毎週、磯に通う情熱も衰え知らずだ。

 南紀のグレは、これから産卵が本格化。場所やタイミングによって食い気にムラはあるが、大型の実績が高いのもこの時期だ。価値ある1尾を求めて、出掛けてみては。

 渡船は「永田渡船」(TEL0735・65・0454)を利用。料金は1人4500円。(小谷 竜一)

 ◆この日の餌 まき餌は生オキアミ(M)12キロとアミエビ3キロにマルキユー「イワシパワーグレスペシャル」と「のりグレ」を各2袋ずつ混合。刺し餌は同社の「くわせオキアミスペシャル」(M)を使った。

 ◇問い合わせ 餌、釣り具販売店の「フィッシングベース 海クン」(TEL0739・45・8450、代表・藤原義雄)へ。

 ◇所在地 和歌山県白浜町富田545の1。紀勢自動車道・南紀白浜ICから車で3分、国道42号沿い。

 ◇営業時間 日、月、火、水、木曜は午前2時半~予約餌の販売終了まで。朝の開店は午前9時。木曜の日中は定休。金、土曜と祝日の前日は24時間(ただし予約餌の販売が終了すると午前9時まで閉店)。

ライフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請