田嶋幸三会長がコロナ陽性…14日に発症、国内著名人で初感染

新型コロナウイルスの検査で陽性だった日本サッカー協会の田嶋会長
新型コロナウイルスの検査で陽性だった日本サッカー協会の田嶋会長
田嶋会長のスケジュール
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 日本サッカー協会の田嶋幸三会長(62)が17日、同協会を通じて新型コロナウイルス検査で陽性だったことを発表した。2月下旬から3月上旬にかけ海外3か国へ出張し、帰国後の14日に発症、17日午後に検査結果が出たという。田嶋会長は「多少熱があり、肺炎の症状もあるそうだが、元気です」とコメント。日本サッカー界では選手やスタッフらの感染者は出ておらず、トップが初の感染者となってしまった。

 日本サッカー界に激震が走った。田嶋会長は2月28日から、会議出席やなでしこジャパンの視察で英国、オランダ、米国を訪れ、8日に帰国。10日にラグビーW杯組織委員会、14日にJFAの理事会に出席し、同日に発症した。15日には微熱があったという。3日の欧州サッカー連盟(UEFA)理事会で同席したセルビアとスイス協会の会長の感染を受け、16日に出席予定だった日本オリンピック委員会(JOC)常務理事会を取りやめ、文京区の保健所に相談。17日午後、感染が判明した。日本サッカー協会によると「3月初頭の欧州では新型コロナウイルスに対して現在ほどの緊張感はなく、ハグや握手、頬と頬を合わせるビズも行っていた」という。

 同会長は国際サッカー連盟(FIFA)理事やJOC副会長など国内外のスポーツ団体で要職を務める。日本サッカー代表の森保一監督(51)や、なでしこジャパンの高倉麻子監督(51)ら指導者、選手、FIFAやJOCと幅広く接触。10日には東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らとラグビーW杯日本大会組織委員会に同席した。JOCは田嶋氏の検査結果を受けて各団体に予防徹底を通知した。

 協会とJリーグが入る都内のJFAハウスは消毒作業のため閉館する措置も発表された。2月26日から協会職員(約200人)やJリーグ職員(約190人)は原則、在宅勤務を続けているが、今後は保健所指導の下、濃厚接触が疑われる人の行動履歴や職員の経過観察を行う。

 同会長は「現在は多少熱があり、肺炎の症状もあるが、元気です。(26日の)Jヴィレッジからスタートする聖火のグランドスタートも、残念ながら立ち会えません。五輪、全てのスポーツが日本、世界中で安心して行える事を祈っている」とコメントした。4月3日のJリーグ再開と、夏の東京五輪の躍進を見据えていた日本サッカー界のトップがコロナ禍に巻き込まれた影響は計り知れない。

 ◆JFAハウス“閉鎖”に

 田嶋会長が新型コロナウイルスに陽性反応を示したことを受け、Jリーグ理事会の会見が行われる予定だったJFAハウスは事実上の閉鎖状態となった。会見は急きょウェブ開催に。出席した村井満チェアマン(60)は「Jリーグ職員は在宅勤務を行っている。現時点でJリーグ幹部の濃厚接触はないと思われます」と話し、自身も田嶋会長と接触がなかったことを明かした。田嶋会長不在の間の会長職については「Jリーグも役員が入れ替わったタイミング。旧ルールでいえば副会長である私が2番目といわれていたが、(3月下旬の)評議委員会を経てからでないと明言できない」と言葉を選んだ。

 ◆田嶋 幸三(たしま・こうぞう)1957年11月21日、熊本県生まれ。62歳。浦和南高では3年時に主将として全国選手権優勝。筑波大を経て、古河電工サッカー部へ。現役時代は日本サッカーリーグで39試合6得点。日本代表としては国際Aマッチ7試合1得点。現役引退後はケルン体育大で学び、指導者の道へ。その後、JFA技術委員長などを歴任し、2016年より会長に就任。

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