井上尚弥の4月統一戦が延期「皆様、力を合わせて闘いましょう」

1月31日、3団体統一戦の記者会見でポーズを取る井上尚弥
1月31日、3団体統一戦の記者会見でポーズを取る井上尚弥

 4月25日に米ネバダ州ラスベガスで実施予定だったプロボクシングWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=と、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(31)=フィリピン=の3団体統一世界戦は、新型コロナウイルスの感染拡大で延期された。16日(日本時間17日)、主催の米興行大手「トップランク」が3、4月の興行延期を発表した。新しい開催時期などは後日決まる。

 トップランク社のボブ・アラムCEOは「選手、スタッフらの健康と安全は、次のステップを計画する際に最重要。慎重に行動することが最も賢明」とコメント。井上尚は、自身のSNSなどで「世界的な状況を踏まえれば今は延期の決定を受けざるを得ません。中止ではなく延期という形になったのでカシメロを倒す準備を続けます」と前向きな姿勢を見せた。井上尚は当初、日本と同じ環境を作るため、現地にコンドミニアムを借りて、20人近い親族らと試合の約3週前に現地入りする予定だった。すでにフィリピンからのスパーリングパートナー3人は予定を終えて帰国。今後は国内選手を相手にスパーリングなどを行う。

 「(再設定される試合日など)先のことは分からない。あえて前向きに考えれば、スパーを多くこなせるということ」と所属ジムの大橋秀行会長(55)。井上尚はこの日、通常のメニューを消化。「誰も信じられないことが現実に起こったから、どう対処していいのか分からない。まずは全世界が力を合わせてコロナウイルスをKOすること」と同会長。井上尚の思いを胸に、SNSでは「皆様、力を合わせて闘いましょう」(原文まま)と呼びかけた。(谷口 隆俊)

 ◆日米ボクシング界への影響 新型コロナウイルス感染拡大で、日本では4月末まで全ての興行の延期または中止が決定。東西の新人王予選のみ無観客で実施される予定。米国では13日(現地時間)にミネソタ州でスーパーライト級10回戦が無観客で開催。28日にラスベガスで行われる予定の前WBC世界バンタム級王者L・ネリ―WBC世界同級12位A・アラメダ(ともにメキシコ)戦は中止と報じられた。米疾病対策センター(CDC)は15日に今後8週間は50人以上が集まるイベントを中止か延期するよう要請している。

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