【ソフトバンク】尾形崇斗、リチャードを支配下登録　工藤監督「いい収穫だった」

　ソフトバンクの育成選手・尾形崇斗投手（２０）とリチャード内野手（２０）が支配下選手登録されることが１５日、分かった。近日中にも契約を結び、会見が行われる。

　この日は広島戦（マツダ）で先発・尾形が４回１安打無失点。オープン戦は５試合１１イニングで防御率０・００と完璧な成績を残した。「上出来すぎて満足している」。工藤監督も「ロング（リリーフ）の適性も含めて。いい収穫だった」と３年目右腕に目を細めた。一方のリチャードも２回にドラフト１位の森下から左中間へオープン戦２号ソロ。紅白戦などで３試合連続アーチをかけた持ち前の長打力を最後までアピールした。「打てない時期もあったけど、勉強になった」と振り返った。

　リチャードの背番号は、１８年の川崎宗則氏の退団後、空き番になっている「５２」などが検討されているもよう。１７年の育成ドラフトで入団した同期コンビの今後の活躍に期待が集まる。

　◆尾形　崇斗（おがた・しゅうと）１９９９年５月１５日、宮城県生まれ。２０歳。学法石川高から１７年育成ドラフト１位でソフトバンクに入団。昨年は２軍戦で１試合０勝０敗、防御率２７・００と結果を残せなかったが、３軍戦では３１試合で３勝１敗、防御率１・６２。最速１５１キロのスピンの利いた直球が武器。１８１センチ、８３キロ。右投左打。今季年俸は３６０万円。

　◆リチャード（本名・砂川リチャード＝すながわ・りちゃーど）１９９９年６月１８日、沖縄県生まれ。２０歳。沖縄尚学高から１７年育成ドラフト３位でソフトバンク入団。昨季２軍戦は８試合で打率０割７分７厘、０本塁打、１打点だったが、３軍戦では１１本塁打、５４打点でチーム２冠王。兄・ジョセフは１８年の米大リーグドラフトでマリナーズに６巡目指名された投手。１８９センチ、１１２キロ。右投右打。今季年俸３６０万円。