藤井菜々子、けが乗り越え東京切符「多くのサポートで内定取れた」

優勝した藤井菜々子は花束を手に笑顔を見せる(カメラ・太田 涼)
優勝した藤井菜々子は花束を手に笑顔を見せる(カメラ・太田 涼)

◆全日本競歩能美大会(15日、石川・能美市)

 男女20キロ競歩の東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子は昨秋のドーハ世界陸上7位の藤井菜々子(20)=エディオン=が1時間33分20秒で制し、五輪切符をつかんだ。

 優勝で即内定の藤井は、勝負に徹した。後半は風が強まる中でも力強い歩きを保ち、ラスト3キロで12年ロンドン五輪代表の渕瀬真寿美(33)=建装工業=を引き離した。今年1月に右太ももを痛め、2月の日本選手権(神戸)は欠場。「戸惑いと焦りが日々飛び交う中で、東京に出られるのか考えた時期もあった。多くのサポートで内定を取れた」と感謝を忘れなかった。

 初出場のドーハ世陸では、6位だった岡田久美子(28)=ビックカメラ=に次ぐ7位に入った。日本陸連の今村文男・五輪強化コーチは「これまではトップ選手についていく気持ちだったが、今回は勝つためにどうするか、しっかり準備できた。誰かについていくのではなく、新しい『藤井スタイル』が出来たのではないか」と快勝を評価。藤井も「五輪は注目度が違う。メダルを目標にしたいがまだ未熟なので、練習を頑張りたい」と思いを新たにしていた。

 ◆藤井 菜々子(ふじい・ななこ)1999年5月7日、福岡・那珂川市生まれ。20歳。小学3年時から陸上を始め、北九州市立高2年時から本格的に競歩を始める。19年日本選手権20キロで1時間29分55秒の自己ベスト(当時)で2位となり、同年ドーハ世界陸上代表入り。本大会では1時間34分50秒で7位入賞を果たした。159センチ、44キロ。

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