【甲府】Jリーグクラブ初 CO2排出量数値化で削減に参戦 小泉環境相も大歓迎

小泉環境相(左)にクラブの取り組みを説明する佐久間GM(ヴァンフォーレ甲府提供)
小泉環境相(左)にクラブの取り組みを説明する佐久間GM(ヴァンフォーレ甲府提供)

 J2ヴァンフォーレ甲府がこのほど、環境問題への取り組みの一環として、東京都市大などと協力し、強化・運営費や遠征経費などを基にクラブの年間の二酸化炭素(CO2)排出量を数値化した。クラブがCO2排出量削減を目指す上で、数字として“見える化”することにより、比較もできるようにもなる。今後、具体的な削減策を考えていく。

 甲府が東京都市大などと連携し、2018年3月から19年2月までの1年間でクラブが排出したCO2を項目ごとに数値化。合計2230トンのうち、移動でバスや飛行機などを使用するトップチームが638トンで最も多く、試合来場者の自家用車が508トン、クラブオフィスが498トンと続いた。

 排出量を数値化することで、どの項目がどれだけの割合を占めているかが分かるだけでなく、毎年比較することも可能になる。今後はデータを基に、具体的な排出量削減策を検討していく。甲府の佐久間悟GM(56)によると、こうした取り組みはJリーグクラブでは初とのことで「ヴァンフォーレのような“中小企業”でも、大学や地域の方たちの力を借りることで環境問題に取り組める。そういうことを知ってもらうきっかけ作りになれば」と話した。

 甲府はホームゲームで、紙製の使い捨て食器に代わり、再利用が可能なリユース食器を導入するなど、スポーツ界から環境への意識を高めている。18年12月には、ポーランドで開かれた地球温暖化対策を話し合う国連の会議「COP24」に佐久間GMが出席し、クラブの取り組みをPRした。

 佐久間GMは10日には、小泉進次郎環境相を訪問し、これまでクラブが行ってきた活動について説明。小泉環境相からは環境問題に関して「もっとスポーツを活用しないといけない」といった言葉ももらったという。

 佐久間GMには、スポーツを通すことで、環境について興味を持つ人も増えるのではという考えもある。「スタジアム周辺のパーク全体を『エコパーク』のように位置づけて、そこに来れば環境の勉強をみんなができる、という風になればいいなと思っています」と理想を掲げた。(古川 浩司)

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