“誤掲示”に泣いた高橋英輝、2大会連続の五輪が濃厚に 鈴木雄介ゲキにも発奮…

先頭争いをする(右から)池田向希と高橋英輝
先頭争いをする(右から)池田向希と高橋英輝

◆全日本競歩能美大会(15日、石川・能美市)

 男子20キロで、16年リオ五輪代表の高橋英輝(富士通)が1時間18分29秒の2位に入り、東京五輪代表入りへ大きく前進した。

 池田向希(東洋大)に7秒差で敗れ、今大会優勝での内定こそ逃したが、2月の日本選手権でも3位に入っており、選考で選ばれる3枠目を手にする可能性が高まった。「五輪代表になることを喜べる立場ではない。27歳で、自分が本当なら引っ張らないといけない立場。なれなかった選手の分まで、自分が自覚と責任感を持ってやらないといけない。選ばれることを信じて調整したい」と背筋を伸ばした。

 日本選手権では、掲示ミスによって、本来受けていない歩型違反の警告を気にしながらの難しい歩きを迫られた。「本当はない警告に惑わされた。自分の中で消化するのは難しかった」と本音を漏らしつつ、歩型については課題として受け止めて修正に努めてきた。所属の今村文男コーチに指導を仰ぎながら、上半身の使い方などを見直して「課題は改善しきれていないけど、取り組みは形になっていると思う」と手応えを胸に臨んだ。

 今大会は、50キロの五輪代表で、調整の一環で出場した鈴木雄介(富士通)が中盤まで引っ張る展開。レース後には「英輝は、正直物足りないと思う。きついところでペースを上げられる強さを得られないと、山西(利和)や海外の強豪の選手に勝つことはできない。敢えて言うと、そういうところの強さをもっと発揮して欲しい」と叱咤激励を受けた。

 所属の先輩で、本来の高橋のスピードを知る鈴木だからこその“辛口エール”。高橋は「雄介さんの言葉からも逃げないようにしたい。正面から受け止めて頑張らないといけないと思った」と胸に刻み、東京へのさらなる成長を誓っていた。

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