【巨人】原監督「最高の6人」再考…延期中に先発ローテ陣見極める

マスク姿で記者の取材に対応する原監督(カメラ・中島 傑)
マスク姿で記者の取材に対応する原監督(カメラ・中島 傑)
巨人開幕ローテ争い
巨人開幕ローテ争い

 巨人・原辰徳監督(61)が12日、先発ローテーションの見直しに着手する意向を明かした。菅野、サンチェスに次ぐ3番手以降が不安定さを露呈し続ける現状を「高いレベルで競争しているとは思えない」と断じた。この日都内で行われた12球団代表者会議で、今季は4月10日以降の開幕を目指し、それまでは当初の日程に沿って練習試合とする方針が決定。最短でも約1か月空くこの期間でもう一度、先発ローテ陣を見極める考えだ。

 まだオープン戦…という考えすら、気の緩みと断じた。原監督は危機感を募らせている。現状、国内のオープン戦では球団ワーストの7連敗中。10試合勝ちなしも同じくワースト記録だ。

 「(勝負に)こだわっていないとはいえ、ちょっと負けすぎよ。まだ『昨年くらいの力で優勝できるんじゃないか』なんて甘い考えを持っている人間が何人かいるのかな、と感じる」

 特に頭を悩ませるのが、先発ローテーション。菅野、サンチェスの2本柱に次ぐ安定した力が出てこない。「思い描いていた高いレベルで競争しているとは思えない。山口の穴を埋めるための、15(勝)という数字は非常に大きい。まだまだ(課題は)山積みだよ」。畠が右肩周辺の肉離れ、高橋が左肘痛でリハビリ組に合流したことで質、量とも十分ではない現状だ。

 中でも指揮官が最も失望感をあらわにしたのは、昨季8勝を挙げ、さらなる飛躍へ大きく期待した桜井だ。11日のソフトバンク戦で3回1/3を4四球4失点と乱調。「40球過ぎてあれだけ精度が落ちちゃうとね。パワー、スピード、テクニック。この3つがあまりにも低すぎる」とバッサリ。宮本投手チーフコーチは復調を期すため、リリーフ起用を示唆したが、指揮官は「あれじゃリリーフも使えない」と断じ、ローテ入りへ当確寸前に迫っていた右腕の“立ち位置”を白紙に戻した。

 この日、今季は4月10日以降の開幕を目指し、それまでは当初の日程に沿って練習試合とする方針が決まった。最短でもまだ約1か月あるこの期間で、先発投手をもう一度、見極める。「それはそうなる。この前、鍬原も良かったしね」。先発3番手以降は戸郷、田口が当確状態だが、鍬原、今村、宮国が追う。キャンプ中に左肘の違和感を訴えたメルセデスも、17日に3軍の日体大戦(G球場)で実戦復帰予定。宮本コーチは好投を続ける育成・沼田の先発起用も示唆する。“生まれた時間”を最大限、有効に使い、候補を洗い直す。

 「スターターとは最高の5人、6人だから。それに勝ち残るのは大変なことなのよ。そこは鬼として、しっかり選ぶのが大事な作業」

 投手が投げなければ試合は始まらない。文字通りに主導権を握れる6人をそろえるため、固定観念は必要ない。(西村 茂展)

マスク姿で記者の取材に対応する原監督(カメラ・中島 傑)
巨人開幕ローテ争い
すべての写真を見る 2枚

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請