2月11日に死去した野球評論家・野村克也氏(享年84)の著書「野村ノート」(小学館)が13日に発表された「オリコン週間文庫ランキング」で9位にランクイン。楽天監督を退任した2009年11月18日に文庫版として発売されたものだが、約10年3か月の年月を経て、初のトップ10入りを果たした。
同書は野村氏がヤクルトや阪神の監督時代の経験を通じて、選手の育成や指導法をまとめた一冊。2005年に発行されると、高校球児からビジネスマンに至るまで「球界のバイブル」としてだけでなく、ビジネス書としても愛読され、09年に文庫化された。
今回のランキングでは週間売り上げ7000部を記録し、先週の17位から一気に上昇。天国に旅立った今もなお、「野村の考え」は多くの人々の興味や関心を集めている。