NPBとJリーグが設立した第3回新型コロナ対策連絡会議で専門家チームから8ページの提言書…感染リスク要検討の一つにサメダンス応援も

記者会見をする(左から)NPB斉藤惇コミッショナー、専門家チームの3氏(三鴨廣繁氏、賀来満夫氏、舘田一博氏)、Jリーグ村井満チェアマン
記者会見をする(左から)NPB斉藤惇コミッショナー、専門家チームの3氏(三鴨廣繁氏、賀来満夫氏、舘田一博氏)、Jリーグ村井満チェアマン

 日本野球機構(NPB)とJリーグが設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第3回会議が12日、都内で行われた。

 専門家チームからNPB・Jリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策の8ページの提言書が配布された。

 対策を考える上での重要事項として、観客の皆様への対応の野球・サッカー観戦の観客に対する感染予防策として、応援歌合唱、鳴り物使用の応援スタイルの変更と観客同士のハイタッチ等接触の禁止が明記。応援スタイルのリスク評価例が記載され、感染リスクが高い順番にジェット風船の応援などが記載され、感染リスク要検討にはサメダンス応援(両手の手のひら上下に合わせる)や応援タオルを回す、応援タオルを横に広げて左右に振るなど詳細に記載された。

 プロ野球は第2回会議で専門家チームから「開催延期が望ましい」という見解が示され、直後に12球団代表者会議を招集。全会一致で「3・20」からの延期を決定。4月開幕を目指し、日程確保に向けて日本シリーズを遅らせる案も検討されている。

 また、Jリーグは9日にリーグ戦の中断期間を延長し、4月3日の再開を目指す方針を固めている。

 ◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)

▽専門家チーム(3人)

 賀来 満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)

 三鴨 廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)

 舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)

▽NPB(13人)

 斉藤惇コミッショナー

 12球団代表者12人

▽Jリーグ(13人)

 村井満チェアマン

 反町康治特任理事

 播戸竜二特任理事

 理事7人

 日本サッカー協会3人

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