【阪神】藤浪晋太郎、競馬G1ファンファーレで「テンション上がった」復活4回0封5K

スポーツ報知
ベンチ前で北條(右)とグータッチする藤浪

◆オープン戦 ヤクルト1―3阪神(11日・神宮)

 耳慣れた旋律が、阪神・藤浪の快投の始まりの合図だった。村上に投手強襲安打を浴びて招いた初回2死一、二塁のピンチ。打球の当たった右腰の状態を心配した福原投手コーチが駆け寄るなか、打席に入る塩見のテーマ曲「G1ファンファーレ」が神宮に鳴り響いた。

 「ちょっとテンション上がりましたね。福原さんも『いい音楽流れているやないか』と」。無類の競馬好き右腕は、フルカウントから塩見を外角低めの152キロで見逃し三振に抑え、ピンチを切り抜けた。4回2死から塩見の顔面付近に抜け球を投げ込んだものの、4回を2安打無失点で、3者連続を含む5三振を奪った。

 「勝負する上で緩急だったり、コースに投げたり、全体的にやりたかったことはできた。変化球はキャンプから一番良かった」。テンポの上がった2回以降はマウンドで跳ね上がるようなしぐさも見せた。今春はキャンプからプロ相手の実戦3試合では計7回5失点と結果が伴わなかったが、復調の手応え。矢野監督も「躍動感も出ていたし、表情も良かった。良かったからこそ、もう1球早いカウントで勝負できたら」と、さらに高いレベルを求めた。

 試合前には両軍ナインが東日本大震災の被災者に黙とうをささげた。コロナウイルスの影響で開幕も延期されるなか、藤浪はグラウンドに立つ喜びを感じている。「たくさんの人が亡くなられて、その中で自分が普通に、当たり前に野球をやらせてもらえることにすごく感謝できる日。開幕は遅れましたけど、しっかり練習してこれからもアピールしたい」。昨季0勝に終わった剛腕が完全復活への一歩を記した。(表 洋介)

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