【札幌】コロナ影響公式戦再延期で9年ぶり室蘭開催へ

11年6月に室蘭の入江運動公園陸上競技場で開催された試合には横浜Cの三浦知良も出場している。入場者数は7330人だった
11年6月に室蘭の入江運動公園陸上競技場で開催された試合には横浜Cの三浦知良も出場している。入場者数は7330人だった

 J1北海道コンサドーレ札幌が、札幌市以外での試合開催に向けて動き出した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、9日に公式戦の再延期が決まった。現時点で7試合が4月以降に追加される過密日程になる上、本拠地・札幌ドームは東京五輪の影響で6月から使用できない。その状況を踏まえ、クラブは10日、過去に実績のある室蘭と函館での実施に向け、本格的な検討に入った。2011年以来となる室蘭での開催を軸に準備を進め、難局に対応していく。

 二度にわたる公式戦の延期を受け、札幌が新たな策に乗り出した。決定から一夜明けた10日、三上大勝GM(48)は「こういう状況では札幌以外でも開催せざるを得ない。すでにその調査も進めている」と明かした。

 2月下旬に続く試合日程の延期で、既に7試合が4月以降に開催されることとなった。うちホーム試合は2戦も、相手との会場の兼ね合いやルヴァン杯の結果次第で、更に増える可能性がある。本拠地とする札幌ドームは、東京五輪のサッカー会場のため6月から使用できない。札幌厚別も改修が予定されている。過密日程の中、いかに試合を消化するか考えた末、地方開催の実施検討に入った。

 候補には室蘭と函館が挙がる。三上GMは「過去に実績があるという点を考慮すると2か所。中でもアクセスなどを考えると室蘭がより現実味がある」と話した。室蘭ではクラブ創設の96年から継続的に試合を行ってきたが、J2時代の11年6月の横浜C戦を最後に試合がない。Jリーグの会場規定が厳しくなったことから、観客席の条件を満たさない同地での開催は見送られる状況が続いている。

 函館でもJ1で戦った01、02年など長年試合を行ってきたが、同様の理由で11年8月の京都戦で実施は終了。16年7月にクラブ創設20周年の特例として横浜C戦を開催したが、定期的に行われる方向にない。今回は突発的事態ということから、Jリーグと交渉しながら実施へ向け準備を進めていく。

 根底にはクラブ方針がある。16年、チーム名に「北海道」とつけた。三上GMは「北海道全体のチームなので、いろいろな地域の人に試合を見てもらいたい意向はある。その機会になれば」と言った。仮に日程調整が難航しても、道外でのホーム試合実施は考えていない。北海道のクラブとして、最良の道を講じていく。

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