【ロッテ】阪神退団の鳥谷敬を獲得へ…井口監督と師弟関係、大筋合意

スポーツ報知
ロッテが獲得に乗り出す鳥谷

 ロッテが、昨季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)を獲得することが9日、分かった。15年ぶりのリーグ制覇へ、通算2000安打を達成した経験豊富なベテランに白羽の矢が立った。師弟関係にある井口資仁監督(45)のもと、若手の多いチームの生きた教材としても期待がかかりそうだ。

 井口ロッテが05年以来となるリーグ制覇に向けて“切り札”を獲得する。これまで球団幹部は鳥谷獲得に否定的だったが、2月下旬頃には獲得の可能性に含みを持たせていた。その後、水面下で球団と鳥谷サイドの間で具体的な話し合いがもたれ、関係者によるとこの日までに大筋で合意に達した。

 チームの内野手は平均年齢が25・6歳と若く、故障者が出た時の層の薄さが“不安材料”だった。実際に石垣島キャンプ中には、二塁・中村奨と遊撃・藤岡のレギュラーコンビがともにコンディション不良で一時、別メニュー調整。主力離脱時の選手層に不安を抱えていた。内野陣に厚みを増すためにも遊撃、二塁、三塁と複数ポジションを守れる鳥谷の存在は頼もしい。

 鳥谷は阪神時代の昨年の8月31日に球団から「後進に道を譲ってほしい」と事実上の“戦力外通告”を受けたことで退団を決意。現役続行に意欲を見せて、退団後も独自でトレーニングを積んできた。昨年末にテレビ出演した際には「(オファーを)待っている状況。声が掛からなかったらやめる、という感じですね」と話す一方で「まだ体が元気なので。元気なうちはやりたいという思いはある」と現役への未練を明かしていた。キャンプ前に新天地が決定することはかなわなかったが、年明けから米ハワイで自主トレを行うなど、体づくりを続けていたところに吉報が届いたようだ。

 井口監督とは現役時代に合同自主トレを行うなど、師弟関係ともいえる間柄で、鳥谷の人間性や練習に取り組む姿勢などを熟知している。今季で39歳を迎えるベテランには若手の「手本」としてもかかる期待は大きい。

 チームは現在3年連続Bクラス。井口政権が3年目を迎えるにあたり、FAで楽天から美馬、ソフトバンクから福田秀を獲得し、ジャクソンやハーマンら救援陣も整備した。さらに阪神で球団歴代最多の2085安打を放った“レジェンド”の獲得で補強の最終章が完結する。近日中にも発表される見込みだ。

 ◆鳥谷 敬(とりたに・たかし)1981年6月26日、東京都生まれ。38歳。埼玉・聖望学園高から早大に進み、2001年春に東京六大学リーグで3冠王を獲得した。03年のドラフト自由獲得枠で阪神に入団し、2年目から遊撃のレギュラーに定着。04~18年にはプロ野球歴代2位の1939試合連続出場を果たした。19年限りで阪神を退団。獲得タイトルは11年の最高出塁率、ベストナイン6度、ゴールデン・グラブ賞5度。180センチ、79キロ。右投左打。昨季の年俸は4億円。

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