【巨人】湯浅大「まさか自分でもここまでできるとは」坂本からのゲキで打撃力向上

2月24日の広島戦で右前適時打を放つ湯浅。状況に応じた打撃で安打を積み重ね、首脳陣の評価も上昇中だ
2月24日の広島戦で右前適時打を放つ湯浅。状況に応じた打撃で安打を積み重ね、首脳陣の評価も上昇中だ

 今週の「ALL巨人」では、沖縄キャンプから1軍に合流し、ここまで活躍を続ける育成2年目右腕の沼田翔平投手(19)と湯浅大内野手(20)を特集する。昨年はファームが主戦場だった2人はどんな意識を持って1軍で戦い、成長を遂げているのか。ここまでの試合の手応え、今季に懸ける思いを取材した。(取材・構成=小林 圭太、河原崎 功治)

 宮崎キャンプ第3クールから1軍に合流した湯浅は、オープン戦が始まってからも1軍に帯同。8日の阪神戦(甲子園)では、同点の8回2死三塁、右翼線へ一時勝ち越しとなる適時二塁打を放った。夢の1軍定着へ、アピールを続けている。

 「まさか自分でもここまで出来るとは思っていなかった。けど、絶対何としても1軍に残りたいと思ってやってきました」

 昨季まで主戦場はファーム。足を生かした広い守備範囲は武器だが、打撃力向上が課題とされていた。今季はひと味違う。ここまで実戦でコンスタントに安打を積み重ね、首脳陣の評価も日ごとに上昇中だ。好調の要因を語った。

 「打席の中でいろいろなことを、より考えるようになりました。場面や状況に応じて配球とかをイメージして臨む。そういうところが結果に結び付いているのではないかと思います」

 象徴的だったのが2月22日の日本ハム戦(名護)。8回に代打2ランを放った。出番が巡ってきたのは3打数無安打と沈黙していた大城の代打として。いきなりの指名で素振りなどの準備はほぼゼロで臨んだが、読みが的中、まさかのアーチをかけた。

 「急きょだったんですが、しっかり自分の打撃をしようと思って。無死二塁だったので(自分の)タイプ的に右方向には打たせてくれないと思っていたので、内を狙っていたら、ちょうど。しっかりスイングができたと思います」

 オフは坂本とともに自主トレを行った。年の差も実績も異なる先輩が、自分と同じようにハードメニューに取り組む姿に感動した。「俺を越えたければ、俺より量をこなせ!」というゲキに応えるべく、坂本がこなす量より全て多くこなした。自主トレ後も、イメージを忘れないために研究し続けた。

 「坂本さんを見て『こんなに練習するんだ』ってビックリしましたし、考え方、練習内容、全てが勉強になった。自主トレ前も、後も、ずっと勇人さんの映像とか見て打撃の際にボールを呼び込む? 入っていく、イメージを参考にしています」

 本職は内野だが、現在は外野の練習も行っている。1軍生き残りをかけ、自ら出場機会をつかみにいく。夢の1軍、東京Dでのプレーは遠くはない。

 ◆湯浅 大(ゆあさ・だい)2000年1月24日、群馬・富岡市生まれ。20歳。富岡ボーイズを経て、高崎健康福祉大高崎高では主に「1番・遊撃」。2年秋から主将。17年センバツ8強。同年ドラフト8位で巨人入団。華麗な守備と50メートル6秒0の俊足が武器。昨年のイースタンでは67試合、打率2割4分、2本塁打、15打点、4盗塁。172センチ、70キロ。右投右打。

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