プロ野球12球団の臨時代表者会議が9日、都内で行われ、新型コロナウイルスの感染拡大により3月20日に予定されていたセ・パ両リーグ公式戦の開幕を延期することを決めた。
この日午前、日本野球機構(NPB)とJリーグの合同で行われた第2回新型コロナウイルス対策連絡会議では、医療専門家チームからプロ野球の開幕について、延期が望ましいとの提言がされた。
これを受けて開かれた代表者会議で開幕延期を決定。延期の期間は未定だが、斉藤惇コミッショナーは「4月中の開幕を目指したい」としている。15日までのオープン戦については、これまで通り無観客で実施する。また、13日に開幕予定だった2軍のイースタン、ウエスタン両リーグについては、当面3月いっぱいを無観客の練習試合として行うことも決まった。
延期された試合の扱いなど日程変更の詳細や、延期期間中の実戦(練習試合)の実施の可否などについては、専門家チームからの正式答申がある12日に改めて臨時代表者会議を開いて検討する。
プロ野球の開幕が延期されるのは、2011年に東日本大震災の影響で3月25日から4月12日に延期されて以来となる。