日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回会議が9日、都内で行われた。
議長を務めたJリーグの村井チェアマンによると、3月18日のJリーグ再開、3月20日のプロ野球開幕について、専門家チームから「延長(延期)することが望ましい」という意見が出された。斉藤コミッショナーは「日本のため、個がどの程度身をていして尽くすか、という場面に遭遇している」と話した。
プロ野球は、専門家チームの見解を受け、この日の午後に12球団の代表者会議を行う予定。早ければこの日のうちに開幕延期の方向性が決まる可能性がある。
オープン戦を無観客試合で行っているプロ野球は、20日の開幕戦実施を目指す一方、開幕延期に伴う日程変更も検討していた。15日までの公式戦94試合を延期したJリーグは18日の再開を目指している一方、3月いっぱいは延期とする案も浮上していた。
◇新型コロナウイルス対策会議構成メンバー(29人)
▽専門家チーム(3人)
賀来 満夫(東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授)
三鴨 廣繁(愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座教授)
▽NPB(13人)
斉藤惇コミッショナー
12球団代表者12人
▽Jリーグ(13人)
村井満チェアマン
反町康治特任理事
播戸竜二特任理事
理事7人
日本サッカー協会3人