IBFスーパーフライ8位の奥本貴之「収入響く」新型コロナ影響でプロボクシング中止続々

奥本貴之
奥本貴之

 新型コロナウイルス感染拡大により、全国で3月1日~4月15日予定のプロボクシング興行が中止、延期となった。関西地区でも出場予定だった多くの選手が落胆。4月12日に大阪で予定されていた試合が延びたIBF世界スーパーフライ級8位の前日本同級王者・奥本貴之(28)=グリーンツダ=は本紙の電話取材に「走ったり、ジムで練習はしているけど、試合=仕事がない状態はつらい。収入に響く」と率直に明かした。副業のスポーツジムインストラクターの収入に頼らざるを得ない状況だという。

 極真空手を経て、15歳の時にタイでプロデビューした奥本は昨年12月、日本同級王座4度目の防衛戦で同じ左構えの中川健太(34)=三迫=に判定負け。世界初挑戦を見据える中で日本王座から陥落し、引退も頭をよぎったが「やはり俺にはボクシングしかない」と再起を決意。デカナルド闘凜生(23)=六島=との復帰戦が決まったが、新型コロナウイルスという見えない敵には、あらがえず「こればかりはどうしようもない」。

 各ジムは現在、通常営業、部分営業、臨時休業など、それぞれ決断を下す。試合を控えた現役プロ選手のみジムの使用を許可しているグリーンツダジムの本石昌也会長(44)は「9日にジムのメンバーで話し合い、今後の方針を決めたい。休業もある」と苦悩する。看板選手の奥本は「次の試合へ準備できる期間が長くなったと考えたい」とプラス思考に切り替えた。我慢の時は続く。(田村 龍一)

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