大迫傑の東京五輪代表が決定 びわ湖毎日マラソン日本人トップの作田直也は健闘も及ばず

スポーツ報知
大迫傑

◆びわ湖毎日マラソン(8日、滋賀・大津市皇子山陸上競技場発着=42・195キロ)

 残り1枠の東京五輪代表切符を争うMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ男子最終戦を兼ねて行われ、作田直也(25)=JR東日本=が2時間8分59秒(今大会の記録は速報値)で日本人トップの4位となった。3人目の代表となるためには、ファイナルチャレンジ男子第2戦の東京マラソン(1日)で大迫傑(28)=ナイキ=がマークした2時間5分29秒の日本記録をさらに更新しなければならなかったが、3分30秒及ばなかった。それでも、大雨に加え、計測機器の故障でスタート時間が10分遅れるという悪条件の中、2時間11分21秒の自己ベストを2分22秒も更新する健闘だった。

 日本代表選考レースはすべて終了。男子の日本代表は、昨年9月のMGC優勝の中村匠吾(27)=富士通=、同2位の服部勇馬(26)=トヨタ自動車=、同3位で東京マラソン日本人トップの大迫の3人が決まった。MGC4位の大塚祥平(25)=九電工=、同5位の橋本崚(26)=GMO=が補欠となった。

 男子五輪代表選考の最終レースは、あいにくの悪条件が重なった。朝から雨が降り、しかも、午前9時15分予定のスタートが、計測機器の不調で10分も遅れるアクシデントが発生。スタートの遅延が発表されるまで選手は約3分間も冷たい雨に打たれた。その後、一時、スタンド下に戻り、ストーブ前に集まった選手たちは「寒い…」と声を震わせた。

 今大会のペースメーカーは1キロ3分ペースで30キロまでレースを率いることになっていた。大迫のタイムを超えるには、残り12・195キロで大幅なペースアップが必要で、大迫の日本記録を超えることを目標に設定されていなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大会主催者は沿道の応援を自粛要請。選手は、気温9度(スタート時)の冷たい雨に打たれ、観客が少ない中、懸命に走った。

 「雨」「遅いペース設定」「観戦自粛」に加え、さらに大会主催者の失態による「遅延」で、大迫が持つ日本記録を超えることは、スタート前から、ほぼ不可能だった。

 ただ、悪条件の中でも作田をはじめ、若手期待株の山本翔馬(24)=NTT西日本=、「走る警察官」の谷原先嘉(まどか、26)=大阪府警=、鈴木健吾(24)=富士通=、其田健也(26)=JR東日本=、奥野翔弥(26)=トヨタ自動車九州=らが30キロ過ぎまで先頭集団で健闘した。

 プロランナーの川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=は悪条件を得意としているが、10キロ過ぎで先頭集団についていけなくなった。大塚は約22キロで先頭集団から遅れた。

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