将棋の新人棋士はマラソンランナーと東大院生 服部新四段と谷合新四段が会見

昇段を決めた服部慎一郎新四段(左)と谷合廣紀新四段
昇段を決めた服部慎一郎新四段(左)と谷合廣紀新四段

 将棋の棋士養成機関「奨励会」第66回三段リーグ最終節が7日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、服部慎一郎三段(20)が優勝、谷合廣紀三段(26)が2位となり、四段(棋士)昇段を決めた。「女性初の棋士」の可能性があった西山朋佳三段(24)は3位で昇段を逸した。3人はいずれも最終成績14勝4敗だったが、前期成績が反映される「順位」で服部は2位、谷合は4位、西山は21位だったため、ギリギリで明暗を分ける結果となった。

 対局終了後、新四段2人に対する記者会見が行われた。

 過去に14勝しながら昇段を逸した経験を持つ服部新四段は「あと一歩のところで逃して来たので実感が沸かないです」と夢見心地の表情。今後に向け「定跡に囚われない将棋を指したいです。タイトルホルダーになるのが夢です」と思いを語った。

 趣味はマラソンで、日課は毎朝6時に起床してからの5キロのランニング。観戦するのも好きとのことで「先週、(東京マラソンで)大迫(傑)選手が日本代表に近づいた走りには刺激を受けました」。お笑いファンでもあり、イチ推しコンビは「NON STYLE」。盤上でもノンスタイルな将棋を志すだけに共鳴する部分があるようだ。

 年齢制限となる26歳の誕生日を1月に迎え、勝ち越せなければ退会しなくてはならない状況の中、四段昇段を成し遂げた谷合新四段は、東大大学院情報理工学系研究科電子情報専攻博士後期課程1年生。AIの研究者として「Pythonで理解する統計解析の基礎」の著書もある。今後も研究職と棋士で二足のわらじを履くとし「大学院生という特殊な立場なので、自分にしか出来ないことを探りながら将棋界に貢献したいです」と誓っていた。

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