【日本ハム】近藤健介に第1子の長女が誕生 パパの自覚!マルチ安打

今季初マルチ安打の近藤。5回無死一、三塁では、特大ファウルを打った
今季初マルチ安打の近藤。5回無死一、三塁では、特大ファウルを打った

◆オープン戦 阪神3―0日本ハム(6日・甲子園) 

 日本ハムの近藤健介外野手(26)が“パパ初安打”を放った。5日に第1子の長女が誕生したことを6日、球団が発表。「3番・指名打者」で先発出場した阪神戦では3回の第2打席に右前打、8回の第4打席には左前打を放ちオープン戦今季初のマルチ安打を記録。父となった日本屈指の安打製造機が、球春到来に向け調子を上げてきた。

 パパだ。前日に父となった近藤が祝いの一打を放った。3回2死走者なし。西の内角低めに食い込みながら落ちるカーブを巧みにすくいあげた。二塁手の頭上をライナーで越す右前打。「いいのもあれば悪いのもある。凡打になるのも徐々に(良くなっている)という感じです」。2週間後に迫る開幕に向け順調な手応えを口にした。

 2月22日から始まったオープン戦では13打席安打なしと苦しんだ。5試合目のオリックス戦(1日・札幌D)の第3打席で初安打。以降4試合連続出塁と、打席での感覚は徐々に良くなってきた。8回の第2打席は背番号8らしい逆方向への打球。望月の149キロの直球を鮮やかに左前にはじき返した。今季初のマルチ安打を記録すると、代走を送られベンチに退いた。

 5日に東京都内の病院で第一子となる長女が誕生した。3158グラムで母子ともに健康。4日の巨人戦(札幌D)に出場した近藤は、移動日の5日に朝一番の飛行機で東京へ向かった。生まれたばかりのまな娘と対面し「『抱っこしますか?』って聞かれて…。緊張しすぎて最初は『いいです』って言っちゃいました(笑い)」。新米パパは我が子を、大切に抱きかかえた。

 芽生えたのは父としての責任だ。「そういう自覚を持とうと(妻が)妊娠した時から思っていましたけど。生まれてきたら、なおさら思うところかなと思います」。阪神戦のため、5日深夜に大阪の宿舎に到着。ハードな日程にも「移動中に寝られたので」と力強い。昨年3月に結婚し、1年でまた一人家族が増えた。東京五輪の侍ジャパン入りが有力なヒットメーカー。戦う理由も、また一つ増えた。(秦 雄太郎)

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