バドミントン桃田「本気で金メダル狙っていきたいと思った」交通事故後、初の記者会見

スポーツ報知
スーツ姿で会見する桃田賢斗(カメラ・竜田 卓) 

 今年1月のマレーシア遠征中の交通事故で負傷し、2月に右眼窩(がんか)底骨折の手術を受けたバドミントンの男子世界ランク1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が6日、都内で記者会見し、事故後、初めて取材に応じた。

 会見場に現れた桃田はグレーのジャケットにネクタイを締め、黒のスラックス姿。笑顔を見せながら、まずは着席するとマイクを持って、挨拶をした。桃田本人の強い要望で設けられ会見した。現状について桃田は「目の状態は手術前は正面はいつも通り見えるけど、眼球を動かすとモノが二重に見えていた。これだけバドミントンから離れたことはなかったから、いまは羽根を打つのがすごく楽しい。充実した練習ができている」と報告した。

 桃田は2月4日に一度は練習に復帰したが、その後の再検査で右眼窩底骨折をしていたことが判明。同8日に手術を受け、全治3か月と診断された後、9日には所属チームで練習を再開して、ここまで順調な回復を遂げている。日本代表チームへの復帰は未定だが、今年5月の国・地域別男子対抗戦のトマス杯(デンマーク)が復帰戦候補。金メダルが期待される20年東京五輪に向けて、再起の道筋を歩んでいるが、試合のスケジュールはまだ未定とした。桃田は「いろんな方と相談しながら(復帰戦は)決めていきたい。今後の課題はコートに立つと動きたくなる。それを少しでもセーブしたい。東京五輪があるけど、まずは目の前のことを1つ1つ、全力で取り組んでいきたい思いがあるが、今回の経験をして、いろんな方にサポートしてもらった。東京五輪はいままで延長線上にある大会だと思ってたけど、いまは東京オリンピック、本気で金メダル狙っていきたいと思った」と思いを語った。

 1月に遠征先で遭った当時の事故の様子も語った。「お亡くなりになった運転手の方のご冥福を祈りたい」と語り、「朝4時半の出発ですごく眠くて車の中で寝ていた。突然、衝撃で起きてそのときは何が起きたか分からなかった。自分もけがをして動けなかったが、たくさんの方にサポートしてもらい、安静できる場所に連れて行ってもらったので特に焦って取り乱すことなく、ずっとぐったりした状態だった」。

 事故後は「モノが二重に見えるときもあったが、時間がたつにつれ視野がもどってきた。しかし、練習再開するにつれ二重に見えて検査してもらった。いまは再検査もしっかり受けてトレーニングの再開許可ももらっている。トレーナーさんとしっかり練習に取り組めて充実感もあるし、自分の体のキレも戻ってきてる」と話した。

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