飛龍高OB木村蓮太朗「10戦以内に世界を取りたい」…国体ボクシング王者がプロ転向表明

プロ転向を表明した木村(中)。左は前島会長、右は高橋トレーナー
プロ転向を表明した木村(中)。左は前島会長、右は高橋トレーナー

 国体ボクシング2度優勝などの実績がある木村蓮太朗(22)=東洋大4年、飛龍高出=が5日、富士市の駿河男児ジムで会見し、プロ転向を表明した。7日にプロテストを受験し、6月に東京でデビュー戦を行う予定だ。

 木村は飛龍高1年時に競技を始め、部活と並行して駿河男児ジムでの練習も開始。高校卒業時のプロ転向を考えていたが、3年春の全国選抜3位が最高成績で、「もっと経験が必要」と進学を選んだ。そして全日本選手権優勝、団体戦大学日本一などの結果を残した。

 東京五輪の有力候補でもあったが、昨秋の国体決勝で左眼窩底を骨折したため、最終予選を兼ねた全日本選手権を欠場。プロ転向を決めた。東京のジムではなく地元の静岡を選んだ理由として「1番の決め手は会長の人柄です」と木村。前島正晃会長(41)は「7年越しの夢がかなった」と笑顔を見せた。

 当初は5月の富士市内での主催興行でデビューする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため大会は9月に延期。地元デビューが延びたが、木村は「プラスになるよう考えたい」。デビュー戦の相手として前島会長は「アジアのランカーと調整中」と話した。

 もちろん目標は世界チャンピオン。「攻撃には絶対的な自信があります。無敗で日本か東洋のタイトルを取って、10戦以内に世界を取りたい」と木村は意気込んだ。「富士から世界王者を」という会長の夢を、その拳とボクシングセンスで実現させる。(里見 祐司)

 ◆木村 蓮太朗(きむら・れんたろう)1997年6月12日、函南町生まれ。22歳。小2で空手、飛龍高1年でボクシングを始め、東洋大1年時に全日本選手権バンタム級優勝。2年と4年時に国体ライト級優勝。身長174センチ。家族は祖母、両親と姉。

 〇…駿河男児ジムに優秀なスタッフも加わった。ワタナベジムで内山高志や河野公平の世界タイトル奪取に貢献し、エディ・タウンゼント賞を2度受賞した高橋智明トレーナー(43)だ。1月から選手の指導にあたっており、今後は木村を担当。「試合のビデオを見ました。上下の打ち分けがうまく、気も強い。攻撃力は高いので、守備を鍛えていきたい」と話した。

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