【巨人】岡本がチーム32イニングぶり適時打…外出禁止のナインに原監督が海の幸を手配

5回2死満塁、岡本が中前2点打を放つ(カメラ・池内 雅彦)
5回2死満塁、岡本が中前2点打を放つ(カメラ・池内 雅彦)

◆オープン戦 日本ハム7―7巨人=規定により引き分け=(4日・札幌ドーム)

 巨人打線がようやく活気づいた。1点リードの5回2死満塁で4番・岡本が中前へ2点適時打。実に2月24日広島戦(那覇)以来32イニングぶりとなるタイムリーだった。大城はオープン戦1号。亀井、中島も奮起した。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されている北海道での2戦目。試合は引き分けも2ケタ13安打と上昇気流に乗ってきた。先発ローテーション入りを狙う田口と桜井は明暗を分けた。

 まさに『火を噴くような』という表現がぴったりの一打だった。岡本が放った投手返しのライナーに、生田目もマウンド上で尻餅をつきながらよけるのが精いっぱいだった。「昨日は0点だったんで、今日は何とかしたかった」。完封負けから一夜で雪辱した主砲の2点中前適時打に、ベンチのナインからも「よっ! 若大将!」と声が飛ぶ。原監督が名付けた今季のニックネームも浸透し始めた。

 勝負強さは健在だ。1点リードの5回2死満塁。1ボール2ストライクから、生田目の外角直球を完璧に捉えた。「追い込まれていたので。素直にバットが出たことはいいと思います」。チームとしては2月24日の広島戦(那覇)の9回に中島が放って以来、32イニングぶりとなるタイムリーヒット。その間、本塁打や相手の失策での得点はあったものの、3戦5点と湿り気味の打線を活気づけた。

 続いたのはベテラン・亀井だ。続く2死一、二塁。前進した中堅手の頭上を優に越す2点二塁打。この日は5番での出場とあって「4番の後に打つということは、こういう役割が大切になってくると思う」。畳み掛ける一打で、一挙4得点の攻撃を完成させた。

 新型コロナウイルスの感染を防ぐため、チームは当面、遠征中の外出禁止措置を取っている。3日のナイター後に宿舎の食事会場にはカニ、ウニ、イクラといった海鮮にジンギスカンなどがズラリと並んだ。選手にとってもご当地グルメは遠征ならではの楽しみ。外出禁止でも堪能できるよう、原監督のせめてもの配慮だった。「何とかしてあげなきゃ選手たちもストレスたまるから。副代表に『いつもより(食費を)多めに出してやってよ』とね」と説明。岡本も「(殻を)むくのが苦手ですけど、むきやすくなってたので」とカニを頬張り、力に変えた。

 チームは2番手・桜井の乱調もあり、引き分けに終わったが、岡本自身は6戦連続安打と好調を持続している。「今の結果に対して一喜一憂というのはなくて、内容重視」と決して気の緩みは見せない。巨人の4番から、球界の4番へ駆け上がるシーズンとなる予感がする。(西村 茂展)

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