センバツ、史上初の無観客か1941年夏以来の中止か4日決断…18時に会見

スポーツ報知
昨年3月のセンバツ開会式リハーサル。無観客で開催されるとこんなふうになる

 第92回センバツ高校野球大会(19日から13日間・甲子園)の運営委員会と臨時理事会が4日、大阪市内で午後2時から開かれる。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、大会開催の可否を協議する。春夏通じて初の無観客での開催を模索しながら、中止も視野に入れて検討するとみられる。結果は午後6時に会見を開き、報告される。

 注目の決断を翌日に控え、出場校は静かに「待つ」しかない状況だ。U18日本代表監督を兼務する明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督(64)はスポーツ報知の取材に応じ「お任せして待つしかない」と心境を明かし、調整が困難なことについても「今の状況なら仕方がない」と理解を示した。

 2月19日の日本高野連の理事会では無観客試合や中止の意見は出ず、予定通りに開催する方針を示していた。ところが、この2週間で新型コロナの国内状況が悪化した。安倍首相が2月26日にスポーツイベントなどの自粛、規模縮小を求め、全国の小中高には3月2日からの一斉休校を要請した。同27日には日本高野連の小倉好正事務局長が「情報をさらに収集して、3月4日のセンバツ大会の運営委員会に向けて準備をしていく」と語っていたが、通常開催は絶望的。無観客で開催する場合でも、開幕延期もあり得る上に、組み合わせ抽選会、甲子園練習、開会式などが中止や実施方法の変更になる可能性が高い。

 無観客や中止となれば主催者サイドの損失は避けられない。すでに2月28日からはチケット(中央特別自由席2500円。一、三塁特別自由席2000円。アルプス席800円。外野席は無料。いずれも大人料金)も発売。昨年は入場料などを含めて収入が約3億3000万円、支出が約2億4000万円。9000万円の利益の中から一部が「高校野球200年構想」の事業などに充てられた。

 遠方からの出場校は長時間の移動や宿泊で、感染リスクが高まるなど、懸念は尽きない。各スポーツの大会や試合の中止が相次ぐ中、「春を呼ぶ」国民的行事も難しい判断を迫られる。

 ▼高校野球全国大会の中止

 夏の選手権大会が中止になったのは2度(ともに中等学校大会時代)。センバツはなし(1942~46年は戦争の影響で春夏とも中断)。

 1918年(大正7年)の第4回大会は、富山県に端を発した米価高騰に伴う暴動、いわゆる米騒動が全国に波及。代表14校が大阪入りしていたものの中止に。

 1941年(昭和16年)の第27回大会は、戦局が深刻化。文部省次官通達でスポーツの全国的な催しが禁止され、地方大会半ばで中止になった。

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