箱根駅伝復活出場を目指す立大の選手寮が完成

箱根駅伝復活出場を目指す立大の選手寮が完成。上野監督(前列右から4人目)らが出席し、竣工式が行われた
箱根駅伝復活出場を目指す立大の選手寮が完成。上野監督(前列右から4人目)らが出席し、竣工式が行われた

 2024年に行われる第100回箱根駅伝で1968年以来の復活出場を目指している立教大は3日、陸上競技部男子駅伝チーム選手寮の竣工式を行った。埼玉・新座市の新座キャンパスに隣接した選手寮は2階建てで、2人用の選手室が20部屋のほか、食堂や浴室などが完備。上野裕一郎監督(34)は「これだけ立派な選手寮をつくってもらったので、あとは、私がチームを箱根に連れていくだけです」ときっぱり話した。

 竣工式は新型コロナウイルス感染防止のため、選手は出席せず、必要最小限の人数で行われ、出席者はマスク着用(写真撮影時を除く)、アルコール消毒などが徹底された。

 「紫聖寮」と名付けられた立大の選手寮は、箱根駅伝常連校の選手寮と同等あるいは同等以上の規模と設備を誇る。延床面積は1065平方メートル。最大48人が利用可能な食堂、通常の浴槽と水風呂用の浴槽がある浴室、トレーニングルーム、治療室、6台の自動洗濯機がある洗濯室などが設けられた。選手寮には監督室も完備。「寝泊まりは(都内の)自宅と選手寮、半々くらいになると思います」と上野監督。食事は専門業者が栄養管理したメニューが朝夕に提供される。

 「選手寮は私の意見も随所に取り入れてもらった」と上野監督は大学のバックアップに感謝する。そのひとつが、2人が居住する選手室内のカーテンレールだ。選手室は左右の壁に沿って、ひとり分の机とベッドが置かれている。カーテンレールは左右を分けるのではなく、手前側の机と奥側のベッドの間の天井に設置された。「勉強や読書をしたい学生は手前のスペースで、寝たい選手は奥のベッドでゆっくり寝られる。カーテンで左右を分けて、それぞれのスペースにこもるより、コミュニケーションが取れるでしょう」と上野監督は話す。

 部屋割りも工夫。箱根駅伝出場校では上級生と下級生の組み合わせが一般的だが、立大では同学年の選手が相部屋となる。「部屋の中ではリラックスしてほしい」と上野監督は、その狙いを説明した。

 選手寮が完成したことで、強化は加速する。これまで各選手は実家、あるいはアパートの独り暮らしで生活していたため、朝練習は各自に任されていた。入寮後は午前5時50分に集合し、チーム全員で朝練習を行う。「最初のうちはつらいかもしれないが、全員で本気となって箱根駅伝出場を目指す」と上野監督は力強く話す。

 立大は2018年11月に2024年の創立150周年記念事業として「立教箱根駅伝2024」をたちあげ、長野・佐久長聖高、中大、エスビー食品、DeNAで活躍し「スピードキング」の異名を取った上野監督を招聘。2024年に行われる第100回箱根駅伝で1968年以来の復活出場を目指している。今春には「アスリート選抜入試」によって高校時代に活躍した新入生がチームに加わる。立教学院の白石典義理事長(66)は「箱根駅伝出場が24年から23年、あるいは22年に早まるのではないでしょうか」と期待する。

 昨年10月の箱根駅伝予選会は23位。ぎりぎりの10位で通過した中大とは27分3秒差だった。「腹をくくって、やっていきます」と上野監督は、半世紀を超えての復活を改めて宣言した。

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