大迫指導するジュリアン・コーチ、再びケニア合宿を示唆『選択肢としてはあり得る」

会見に応じたピート・ジュリアン・コーチ
会見に応じたピート・ジュリアン・コーチ

 1日の東京マラソンで2時間5分29秒の日本新記録を樹立した大迫傑(28)=ナイキ=が創設し、来年3月の開催を予定するレースについて、箱根駅伝出場大学にペースメーカー派遣などの打診をしていることが2日、分かった。「日本人の限界に挑戦する」をコンセプトに、今後、今年の覇者・青学大や同2位の東海大、母校の早大などにも協力を要請する見込み。開催地は千葉県内を検討している。この日は、都内で東京マラソンの一夜明け会見に出席し、東京五輪代表入りに大きく前進したレースを振り返った。

 会見には、13年から大迫を指導する米国出身のピート・ジュリアン・コーチ(48)も出席した。強い絆で結ばれ、レース直後には熱い抱擁を交わした2人。日本記録更新に「ファンタスティック!」と興奮を隠せない様子だった。

 レースでは22キロ付近で先頭集団から遅れる場面も。「あの時は米国に帰ろうと思ったよ」と冗談も飛び出したが、それも信頼の証し。「ケニアに行った時、傑は『ハイペースについて行けなかったら落とす』と言っていた。ペースは落ちていたが、体の状態は良さそうだったので大丈夫だと思った」。実際、常に井上を視界にとらえる位置で走り、32キロ過ぎに追いつくと一気にかわして突き放した。

 常に自分と向き合って走ってきた大迫だが、マラソンもトラック種目もこれまで目標タイムを定めたことはないという。「タイムではなく順位。あくまで優勝を意識して走ってきた」と頂だけを見据えたのはジュリアン・コーチも同じ。代表が大きく近づいた東京五輪に向けては「傑が休んで、ゆっくりした後に環境は考えたい。ただ、ケニアはワンダフルだったので、選択肢としてはあり得る」と直前合宿などを再びケニアで行う可能性もあるとした。

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