【ヤクルト】高津野球が浸透 12球団トップOP戦6盗塁

スポーツ報知
7回、ベンチからサインを出す高津臣吾監督

◆オープン戦 巨人2―3ヤクルト(1日・東京ドーム)

 高津野球をチームで体現した。1点を追う6回、無死一塁から中村がきっちり送り、坂口、山田哲、青木が3者連続安打で逆転。7回は四球で出塁した塩見が犠打と暴投で三塁まで進むと、西浦の遊ゴロで小林のタッチをかいくぐって生還。無安打で追加点を奪った。

 連日の逆転勝ち。高津監督は「点の取り方はすごく良かった。塩見はいい走塁だったと思います」。キャンプ中の早出はすべてバント、バスター、セーフティースクイズのみ。「走れる人は必ず走らせる」。昨季はリーグ5位の62盗塁。失敗もあったが、この日も3度企図し、オープン戦6盗塁は12球団トップだ。

 塩見は「練習通りです」と会心。昨季限りで主砲のバレンティンが移籍し、指揮官は「バッティングの代わりは誰にもできないかもしれないけど、去年使えなかった足は重要」。“弱者の兵法”が根付き始めている。(田島 正登)

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