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【日本ハム】有原航平、無観客でも3回3安打1失点 開幕任せろ!

スポーツ報知

◆オープン戦 日本ハム4―3オリックス(29日・札幌ドーム)

 日本ハムはオリックス相手に4―3でサヨナラ勝ち。オープン戦4試合目、本拠地札幌Dの初戦で今季初勝利を飾った。開幕投手に決定した先発・有原航平投手(27)が無観客試合の中、3回3安打1失点と安定感を発揮した。3年ぶり2度目の大役を務める大黒柱。20日の開幕戦(対西武・メットライフ)に向けて、順調な調整を示した。

 ファンの歓声がなくても、本拠地で有原が開幕投手にふさわしい投球を見せた。新型コロナウイルスの影響で無観客試合となったオリックス戦。打球音、選手の声が響く異様な雰囲気の中、大黒柱は泰然自若で右腕を振るった。

 毎回走者を許しながらも、落ち着いていた。初回1死から安達に四球。3番吉田正の打席でワイルドピッチと内野ゴロでいきなり2死三塁のピンチを背負った。4番モヤとの勝負。150キロ近い直球で追い込むと最後は外角に沈む伝家の宝刀・チェンジアップで空振り三振に仕留めた。3回も同様に2死三塁でモヤを迎えたが、再びチェンジアップで空振り三振にとった。

 課題も見つかった。「ホームランを打たれた場面は甘く入ってしまった」。唯一の失点となった2回は先頭T―岡田に3ボール1ストライクから、真ん中のカットボールを右翼席に運ばれた。登板後は「もっと真っすぐの威力だったり変化球の精度を上げていけたらと思います」と反省。約3週間後に迫る開幕への修正をしていくつもりだ。

 昨季は最多勝を獲得した大黒柱。球数も今季初実戦となった2月22日の巨人戦(名護)の18球から、52球まで増やした。栗山英樹監督(58)は「去年あれだけ投げる中で、体のことが順調にいって欲しいと思っていたので。これだけの球数を投げて非常に安心しました」と目を細めた。

 今後は閑散とした環境で3・20に向けて調整することになる。「選手は必死に頑張って活躍している姿を見せるのが一番だと思うので」と有原。ファンの声は直接は届かずとも、思いは十分理解している。

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