新モデルの超厚底シューズを天才・佐藤悠基が履いた! でも履き替えた

東京マラソン前日エアズームアルファフライネクスト%を履いて練習する佐藤悠基
東京マラソン前日エアズームアルファフライネクスト%を履いて練習する佐藤悠基

 東京五輪代表選考レースを兼ねる東京マラソンは3月1日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一般ランナーは参加せず、約300人のエリートランナーだけで行われる。レース前日の29日、東京都内の公園では日本歴代5位の井上大仁(27)=MHPS=、ハーフマラソン日本記録保持者の小椋裕介(26)=ヤクルト=、2012年ロンドン五輪5000メートル&1万メートル代表の佐藤悠基(33)=日清食品グループ=ら多くの有力選手が調整した。

 残り1枠の東京五輪マラソン代表を目指すトップランナーが多く集結した都内の公園で、佐藤の足元は異彩を放っていた。ナイキ厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を履いて練習した。カーボンプレート1枚が内蔵された靴底の厚さは英紙ガーディアン(電子版)によると3・95センチ。世界陸連が1月31日に発表した厚さ4センチ以内という新規則にギリギリ適合している「超厚底シューズ」は存在感抜群だ。現モデルの「ズームXヴェイパーフライネクスト%」に比べると、新モデルは明らかにボリュームアップしていた。公園内をジョギングする市民ランナーから「厚底の新モデルだ!」と驚きの声があがった。

 しかし、佐藤は、その後、現モデルの「ズームXヴェイパーフライネクスト%」に履き替えた。長野・佐久長聖高時代に1万メートルで28分07秒39の日本高校記録をマークした天才ランナーは、翌日の大一番に向けて、使用シューズ候補を入念にチェックした。

 新モデルは、規則ぎりぎりの厚さに加え、前足部にはナイキの特徴のエアも内蔵されている。「全体としてクッション性の向上とランニングのエコノミーの改善が図られています」とナイキは説明。しかし、その一方で片方約170~180グラムの現モデルに対し、200グラムを超えていると言われる。レースシューズとしては重い部類だ。東京マラソンでは佐藤以外にも日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=、日本歴代2位の設楽悠太(28)=ホンダ=、井上らも使用に踏み切る可能性がある。新モデルか旧モデルか。日本トップランナーの判断が注目される。

 3月1日から国内で販売が開始される新モデルは、一般の市民ランナーにとっては購入の“ハードル”は高い。購入にはインターネットを通じて応募する必要があり、過去2年のマラソンで男子は2時間50分、女子は3時間40分以内で完走した実績が条件という異例の販売方式となっている。価格は3万3000円(税込み)。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請