大迫傑、フル初優勝へ誰よりも速く「僕の記録は可能」…東京マラソン3・1号砲

笑顔で会見する大迫
笑顔で会見する大迫
記者会見で目標タイムをボードに書き込み披露する(左から)大迫、設楽悠、井上(カメラ・清水 武)
記者会見で目標タイムをボードに書き込み披露する(左から)大迫、設楽悠、井上(カメラ・清水 武)
男子マラソン3強比較表
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東京五輪男子マラソン代表選考方法
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 残り1枠の東京五輪代表切符を争うMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ男子第2戦の東京マラソン(3月1日)の招待選手会見が28日、都内で行われた。日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=は昨年大会に続き目標記録を明言せず。勝負に徹しながら、2度目の日本新を見据えた。前記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=と日本歴代5位の井上大仁(27)=MHPS=を加えた「3強」による高速レースになりそうだ。

 丸刈りから少し伸びた髪と、トレードマークになりつつあるピアス姿。五輪代表のかかる大一番を前にしても、大迫はいつも通り冷静だった。「自分のペースでしっかり走ればいい。(前の集団が)速ければ見送る」ときっぱり。ライバルではなく、自分と向き合う42・195キロになる。

 それは記録に対しても同じだ。日本陸連の設定記録2時間5分49秒は大迫の日本記録を1秒上回る。「僕自身の記録ですし、練習の感じから見ても、可能。不可能ではない」と自信をのぞかせる。約2か月半のケニア合宿では現地ランナーとしのぎを削りパワーアップ。「彼ら以上に走れて、走り込めて、質の高い練習ができることが自信になった」と手応えをつかんだ。

 一方、目標タイムを聞かれると「この質問来て、『よっしゃ』と思った」とニヤリ。昨年大会の会見と同じく、手元のボードには「2時間??分??秒」と記入。「いつも言っているのは同じ。トップ争いに絡む努力をすることを目標に『?』と書きました。自分のタイムどうこうより、誰よりも速くということだけ」。2時間2~3分台の海外選手も参戦する中、7度目のフルマラソンで初優勝を目指す。

 会見でシューズに関する議論についてどう思うか聞かれた大迫は「これってアレ(ナイキの厚底)ですよね? マラソン以外のことは答えなくていいと言われているので。たぶんみんな同じだと思いますけど」と回答を拒否する場面もあった。海外勢に加えて設楽悠や井上との「3強」激突の先には五輪代表、そして再びの日本新での報奨金1億円も待つ。「(五輪へは)決まってないので何とも言えない。まずはしっかり、代表の座を勝ち取るのが一つ。その先はその先で、後で考えたい」。目の前の勝負を制し、五輪切符をつかむ。(太田 涼)

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