【ロッテ】佐々木朗希、開幕まで1軍…初本格ブルペンで21球締め

力を込めて投げる佐々木朗希(カメラ・義村 治子)
力を込めて投げる佐々木朗希(カメラ・義村 治子)

 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が27日、遠征先のオリックスのキャンプ地・宮崎SOKKENスタジアムで、プロ入り後初めて捕手を座らせての本格的なブルペン投球を行った。オリックスの選手ら約15人が熱視線を送る中で5分間、全て直球で21球を投げ、1か月の長期遠征を締めくくった。今後も開幕までは基本的に1軍に帯同し、吉井投手コーチが生チェックする中で“英才教育”を施すプランも判明。万全を期して大器の育成を進める。

 しなやかな腕の振りから投じられる直球が、何度もミットの中心をたたいた。ブルペンにすさまじい音が響き渡る。朗希にとってキャンプ7度目のブルペン入り。初めて通常の18・44メートルの距離で捕手を座らせた。構えてもらう位置を変えながら、感覚を確かめるように21球を投じていった。

 「まずは距離に慣れたり、これまであった感覚を戻すために調整のイメージで投げました」と朗希。見守った井口監督も「ようやくここまできたかな。ここまで段階を経てこれたのがよかった」と目を細めた。

 吉井投手コーチはこの日の本格ブルペンを“マウンドでのピッチング体操”と表現した。あくまでも感覚を上げることが目的だとし「あれで5割くらいかな。自分がルーキーの時、初ブルペンで1球もストライクが入らなかったけど(朗希は)ほとんどストライク。素晴らしい」とほほ笑んだ。

 1月26日にキャンプ地の沖縄・石垣市に入ってから、1か月続いた長い遠征を締めくくった。今後は卒業式のため、いったん岩手・大船渡に帰郷するが、その後は基本的にファームではなく、1軍の投手陣と鍛錬を行う。チームは3月3日から5日は関西へ遠征するが、その期間は1軍の残留投手と練習し、6日から1軍本隊に合流する。早ければ7日にも2度目の本格ブルペン投球が行われる予定だ。13日からの名古屋遠征にも1軍帯同が濃厚。まだ実戦の予定がない中でも、吉井コーチの目が届く中で“英才教育”が施されることになる。

 「1軍で高いレベルを見たり、感じたりすることができた。新しいことをたくさん経験できた。一回も離脱しなかったですし、やりたかったことも徹底的にできて充実した1か月だったと思います」と朗希。帰郷には「なかなか帰ることはないと思うので、リフレッシュしたい」と心を弾ませた。「キャンプは終わりだけど、シーズンは始まっていない。徐々に状態を上げていければいい」と“令和の怪物”。まずは故郷で心身を整え、次のステップへ向かう。(小田原 実穂)

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