「厚底シューズ」東京マラソン前日に厚さチェック

ナイキ「エアズームアルファフライネクスト%」
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 日本陸連は26日、都内で世界陸連(WA)が発表した、長距離の「厚底シューズ」を巡る新規定についての説明会を行い、3月1日の東京マラソン出場選手に対し、前日に使用シューズの提出を求める方針を明かした。日本陸連の関幸生・国際部長は「新規定ができて最初の大規模な大会は(29日の)米国マラソン代表選考会と東京マラソン。前日のテクニカルミーティングでシューズを提出することになるだろう」との見通しを語った。

 従来のテクニカルミーティングではチーム名やロゴサイズを確認するためのユニホームチェックなどを行い、シューズ提出などはなかった。トップ選手約30人が対象となる見込みで、厚底シューズに内蔵されるカーボンプレート枚数は見た目では判断できないことから、厚さが規定範囲の4センチ以内に収まっているかなどを確認する。シューズの性能に疑問がある場合、審判長はレース後に検査を要求することも可能だ。

 関氏は「今後は(レース前日ではなく)スタート前の招集所で確認することになる。選手に過度な不安や緊張を与えるものではなく、従来通り」と、今回は特例措置であることを強調。これまでも走り幅跳びなどは靴底の厚さに制限が設けられており、選手も審判も過敏な対応をする必要はないことを呼びかけた。

 「カスタマイズ」については、ほとんどが「医事的理由」という点で認められる可能性が大きいという。選手が診断書などを提出する必要はないが、新規定の発効した1月31日以降に発売される新商品についてはメーカーなどがWAに仕様書を届け出る必要がある。

 新規定の「4か月以上市販されること」という“4か月ルール”は、4月30日までに発売した商品については適用されないこともWAから通達された。

 ◆シューズに関する新規定のポイント

 ▽靴底の厚さは4センチ以下(スパイクは3センチ以下)

 ▽挿入可能なプレートは1枚まで(スパイクは取り付け用プレートを除いて1枚まで)

 ▽レース後であっても、違反が疑われる場合、審判長は選手に検査のため靴を提出するよう要求できる

 ▽4月30日以降の大会は、4か月以上前から市販されているものでなくてはならない。ただし、4月30日までに発売された商品には適用されない(東京五輪のマラソンは女子が8月8日、男子が同9日)

 ▽「美観上の理由」「医事的理由」での市販品カスタマイズは可能

 ※短距離用スパイクなどにも適用

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