【札幌】延期も前向き ペトロヴィッチ監督「再開時までにいい準備を」

5試合の延期決定から一夜明けた26日、トレーニングするJ1札幌の選手たち
5試合の延期決定から一夜明けた26日、トレーニングするJ1札幌の選手たち

 リーグ戦とルヴァン杯の5試合延期決定から一夜明けた26日、J1北海道コンサドーレ札幌が再開時へ向けて歩み始めた。22日柏戦の先発メンバーは熊本・大津町で調整。この日の実施が延期となったルヴァン杯・広島戦の出場予定選手は、Jクラブと完全非公開で練習試合を行った。再開予定のアウェー・湘南戦(3月18日)で結果を出すべく、通常の流れは崩さずに調整を続け、心身とも充実した状態を築いていく。

 いつもと変わらない光景がピッチに広がった。熊本・大津町で行われた26日の練習。選手の動きを見るミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)は、時に声を荒らげ、身振りを交えながら指示を送った。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け5試合が延期となり、3週間以上公式戦はないが、立ち止まりはしない。「再開時までにいい準備がしていけるようやっていきたい」。そう前だけを見た。

 25日の午前練習後に決まった試合の延期。ペトロヴィッチ監督は「中断するのは仕方のないこと」と切り出した上で、自身の思いを口にした。「人々の日常は健康なことが前提にある。見る人がいてこそのJリーグ。みんなの安全が第一なのだから。Jリーグの決断を尊重したい」。決定に不満はない。その中で最良の道を模索し、強いチームを作るために最善を尽くす。

 その措置の1つがリフレッシュだった。28日にJ2北九州と練習試合を行った後、29日から4日間のオフとした。ペトロヴィッチ監督は「この長いキャンプで選手の気持ちを考えると、休みは与えないといけない」と家族などと会う機会を設けた。再び熊本に戻った後はJクラブと2試合を実施し、今度は戦術面を向上させる。来月18日までのプランはしっかり描かれている。

 26日に行われるはずだったルヴァン杯・広島戦に代わる練習試合もこの日行い、リーグ戦で出場の少ない選手がアピールする場も作った。柏戦で胸部を痛めたDF福森晃斗(27)が「試合が空いたのは僕にとってはプラス」と話したように、負傷者の回復も中断の間に図ることができる。アクシデントもけっしてマイナスにはしない。(砂田 秀人)

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