【DeNA】オースティン、早くも3号 苦手の右投手克服

5回1死、斎藤(左)から左越えにソロ本塁打を放つオースティン。絶好調の新外国人を分析するため、ネット裏から目を光らせる他球団のスコアラー陣(カメラ・泉 貫太)
5回1死、斎藤(左)から左越えにソロ本塁打を放つオースティン。絶好調の新外国人を分析するため、ネット裏から目を光らせる他球団のスコアラー陣(カメラ・泉 貫太)
オースティンの実戦打撃成績
オースティンの実戦打撃成績

◆オープン戦 日本ハム2―5DeNA(24日・名護)

 新打線が1試合平均6点超えと好調で、DeNAがオープン戦開幕4連勝発進だ。チームの核だった筒香が米レイズに移籍したが、期待の新外国人・オースティンが早くもオープン戦3号で打率は驚異の8割5分7厘。また筒香から「4番、左翼、主将」を引き継いだ佐野が3回にオープン戦初安打となる2点二塁打。来月20日の開幕戦(東京D)で迎え撃つ巨人にとっては、やっかいな強力打線になりそうだ。

 どよめきの後、一瞬にして打球は左翼席に消えた。クールにダイヤモンドを回るオースティンに沖縄県北部の名護まで足を運んだDeNAファンから歓声が注がれた。

 5回1死。フルカウントから斎藤の浮いたフォークを振り抜いた。「投げミスを自分がミスショットしなかっただけ。いい球は来ていた。たまたま甘い1球を見逃さなかった感じです」と謙虚に振り返った。最強2番打者がオープン戦単独トップの3号。第1打席の遊ゴロで連続安打こそ止まったが、2打席目に四球を選び、3戦7打数6安打で打率8割5分7厘、出塁率は8割8分8厘だ。

 右も攻略した。メジャー通算4年で対左投手の2割5分4厘に比べ右は1割9分4厘と苦手にしていた。来日後の対外試合でも2発はともに左腕からだったが、この日の佑ちゃん撃ちで克服への第一歩をしるした。開幕カードで対戦する巨人・志田スコアラーは「また打ちましたね。凡退した打席が少ないから比較対象が難しい。ずっと打っているのでね…」とお手上げの様子。誰か抑え方を示してくれ、と言わんばかりに分析に頭を悩ませている。

 新外国人に触発されるように新4番も結果を出した。3回2死満塁。佐野がバーヘイゲンから右翼線に2点二塁打。オープン戦4戦11打席目で待望の初安打が出た。2番・オースティン、3番・ソトの連続四球からのタイムリーに「やっと1本出てくれた。走者がたまった場面で回ってくる。長打より打点を稼げるようにしたい」とつなぎの4番としての生きざまを見せた。

 これでオープン戦開幕4連勝。ラミレス監督は「佐野はスイング自体いいし、よくやっている。おそらく開幕も4番でいくつもり」と現時点で合格点を与えた。外国人の起用法には「まだ考える時間はある」としたが、オースティン、ソト、この日は欠場したロペスの野手3人がスタメンに並ぶ可能性が高まってきた。

 試合前にはメジャーのオープン戦で初安打を放った筒香から球団スタッフに近況報告の電話。前主将も愛情を持って古巣を気にかけている。ラミレス監督も「筒香はいいスタートを切ったね。これからもいいニュースが入ってくればいい」と応援。夢をかなえた大黒柱は抜けたが、巨人との開幕戦に向けて、チームの競争力は増している。(岸 慎也)

試合詳細
5回1死、斎藤(左)から左越えにソロ本塁打を放つオースティン。絶好調の新外国人を分析するため、ネット裏から目を光らせる他球団のスコアラー陣(カメラ・泉 貫太)
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