「笑点」後楽園ホールでの公開収録中止…国民的演芸番組にも新型コロナ余波

後楽園ホールで行われている「笑点」の収録
後楽園ホールで行われている「笑点」の収録
新型コロナウイルスにより中止された主な催し
新型コロナウイルスにより中止された主な催し

 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、日本テレビは同局系演芸番組「笑点」(日曜・後5時半)の、後楽園ホール(東京・文京区)での公開収録を当面の間、取りやめることを24日までに決めた。

 同局によると、29日の公開収録は中止し、都内のスタジオでの収録になる予定。公開収録中止の方針は先週の時点で決定していたという。緊急生放送など、放送上の都合で「笑点」がスタジオ収録になることはしばしばあるが、社会的な事象によって会場が変更されることは極めて異例だ。

 番組の公式ホームページ(HP)では、この日までに「新型コロナウイルスの影響が広がる中、約1000人の参加者がお集まりになる会場での収録は感染の恐れがあるため、後楽園ホールでの『笑点』番組収録はしばらくの間中止させていただきます」と告知。放送関係者によると、観覧客および出演者の平均年齢層が比較的高齢であることなどを考慮しての措置とみられる。

 公開収録は、出演者のスケジュールにより例外はあるものの、原則として隔週土曜の午後に後楽園ホールで行われており、番組内のテロップやHP上で観覧を募集。毎回1万通前後の応募の中から無作為に約1000人が選ばれている。別の関係者は「楽しみにしてくださっていたお客さまに対しては心苦しいが、このご時世だから仕方ない」と苦しい胸の内を明かした。

 HPでは新規の観覧募集も締め切っており「皆様にご迷惑をおかけしますことを深くお詫びするとともに、何卒ご理解とご了承をいただきたくお願い申し上げます」としている。また、NHKの音楽番組「うたコン」(火曜・後7時57分)もNHK大阪ホールでの公開収録を中止し、無観客での生放送を行う。全国各地で予定されていたイベントやシンポジウム、フリーマーケットなども続々と中止になっており、影響はさらに広がりそうだ。

 ◆「笑点」 日本テレビ系列で1966年5月から日曜の夕方に放送されている演芸番組。初代司会・立川談志さんが立ち上げ、本来は寄席の余興であった「大喜利」のスタイルをお茶の間に定着させた。司会は春風亭昇太が務めており、現在6代目。最年長メンバーは林家木久扇の82歳。

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