大相撲の新十両で、焼津市出身の翠富士(みどりふじ、23)=伊勢ケ浜=の昇進パーティーが24日、沼津市内で開かれた。200人の参加者を前に「負けてもいいので、皆様に応援されるようなきっぷのいい相撲を取りたい」と意気込みを語った。母校・飛龍高が化粧まわしを製作中で、杉山盛雄理事長から完成間近の写真が手渡された。
大阪の宿舎で番付発表を聞いてから沼津入り。西十両11枚目で春場所(8日初日)を迎えることになり「目標は優勝です」と宣言した。同席した伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「稽古はまだこれから。勝ち越しを目指してやってもらいたい」と期待を述べた。
県勢7年ぶりの関取に、母・恵子さんも含め、懐かしい顔ぶれから記念撮影の引っ張りだこ。終始にこやかに昇進パーティーを終えた翠富士は「リフレッシュできました」。青地に校章である菊の葉があしらわれた伝統の化粧まわしを付けるのは磋牙司、栃飛龍に続き3人目。飛龍高の栗原大介監督(43)は「多くの人の期待に応えられるよう頑張って欲しい」と話した。