【札幌】“怪幕”5年連続黒星スタート 4失点…体力的リスク露呈

相手守備陣と競り合う札幌FWジェイ(右から2人目)
相手守備陣と競り合う札幌FWジェイ(右から2人目)
後半23分、右足でゴールを決める札幌MF荒野
後半23分、右足でゴールを決める札幌MF荒野

◆明治安田生命J1リーグ第1節 柏4ー2札幌 (22日・三協F柏)

 北海道コンサドーレ札幌が5年連続で開幕戦に敗れた。アウェー・柏戦は後半20分までに4失点。同23分にMF荒野拓馬(26)、同31分にFW鈴木武蔵(26)のゴールで反撃したが、2―4で敗れた。攻撃面では好機を多く作るも、今季から取り組む前線からのプレスを安定して出せず、後手に回る展開となった。超攻撃的スタイルを攻守両面でマッチさせるべく、出た課題は修正していく。

 押し込み、チャンスはありながらも、札幌がまたも開幕白星を逃した。放ったシュートこそ20対24も、ゴール前まで侵入して好機を作った数は、札幌が勝っていた。「内容は決して悪くなかった。相手GKは決定機を何度も止めて、うちは踏ん張り切れなかった。それが得点の違い」。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)の言葉は決して強がりではない。ただ勝ち点取りに変えるまでには、4点のビハインドはあまりに多過ぎた。

 立ち上がりから攻めた。しかし得点に至らず、前半13分に先制を許した。その後の失点も相手のロングボールが風で押し戻されて奪われたり、判断ミスによるもの。力負けではなかっただけに、今季チームの第1号を決めた荒野は「失い方が悪かった」と悔やんだ。

 今キャンプでは、昨年より高い位置からボールを奪いにいく形に取り組んできた。思い通りに敵ゴール近くで取り、チャンスにつなげる場面はあった。ただ荒野が「打ち切って終わるとかを意識しないと」と振り返ったように、攻撃に枚数をかけた分、逆に相手ボールになるとカウンターからピンチも招いた。MF宮沢裕樹主将(30)は「いい時間帯の時にはできるが、どこかで落ち着かなくなる場面がある。そこで修正しなければいけないが」と言った。90分間やり切るには体力的にもリスクが大きいのは確か。ただ、より長い時間出していくことが、失点を減らすには不可欠となる。

 敗れはしたが、終盤の反撃は、ペトロヴィッチ体制3年目も引き続き衰えない、超攻撃スタイルを示したものだった。宮沢主将は「しっかりビルドアップするということは今までしっかりできているんだから。勇気を持ってしっかりつなぐ。そこは続けていく」と信念にぶれはない。敗戦という事実だけにとらわれはしない。出た課題を修正していく力と精神力が、今の札幌にはある。(砂田 秀人)

試合詳細
相手守備陣と競り合う札幌FWジェイ(右から2人目)
後半23分、右足でゴールを決める札幌MF荒野
すべての写真を見る 2枚

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請